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2025/11/06 学習活動・探究活動
【創造理数科企画】 渋滞学
11月5日(水)に創造理数科企画として、東京大学先端科学技術研究センターのクラウデュオ先生にお越しいただき、創造理数科2年生を対象に「渋滞学」の講演が行われました。
講義の冒頭では研究を始めたきっかけをお話いただき、講義では実際に1m^2の領域にどのくらいの人間が入ることが出来るかという実験を行い、結果は8人というものでした。
また、一定の円周上を人間が歩く実験を行い、人数を徐々に増やしていった際に人間の歩く速度や、時間内に定点を通過する人間の数を調べることで、渋滞の定義を考えました。生徒にとっては非常に興味深い時間となりました。
生徒の感想
- イグノーベル賞も取ったこの研究にはもともと興味があったので、とても楽しめた。内容自体は難しい内容だったが、わかりやすく説明されていて、どういう研究をどのように行なっているのかが理解できた。渋滞を解消する心理的な方面からの考えが面白いと思った。もっと知ってみたいと思った。
- 密度が大きくなると流量は多くなるが、限界密度に達すると流量が段々と遅くなるというのが日頃の渋滞とも同じだと思った。以前韓国での事故があったがそれの対策に交通規制、光などがあったら結果が変わっていたのではないかと思う。
- 一見定量化が難しそうなものを定量化する、というかなり難しいテーマを突き詰めた先生のお話を聞けてとても良い経験だった。様々な実験を踏まえてとても意欲的に渋滞学を学べたまず定量化するには知ることが大事とおっしゃっていたので自分も探究の時に調べ学習を頑張りたい。
- 定義づけしにくいものの定義化するやり方や、研究のテーマ決めの流れ、また多くの要因を考察して結果が変わるか試してみることなど多くの学びがあった。自分の探究に今直接的に役立てられるかは分からないが、いつか定義化が難しい概念を扱うことになった時に今回のことを思い出したいと思った。
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