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2025/10/07 学習活動・探究活動
【SSH企画】「留学生と小田原散策」
本校で3年前から実施しているタイ交換留学〈受け入れ〉が、9月27日(土)~10月4日(土)まで行われました。
(受け入れの全体については別の記事でご報告いたします)
その中日にあたる10月1日(水)は、都民の日で授業がありませんでした。
そこで、タイからの留学生8名、本校生徒(1・2年生)31名、タイの先生2名、本校JET(英語ネイティブの教員)2名、本校教員4名の計47名で、小田原に散策ツアーを行いました。
このツアーは日本の文化や歴史をタイの生徒に体験してもらうのとともに、英語でお互いに交流することが目的でした。
小田原の名産といえば、なんといってもかまぼこ!
ということで、まずは鈴廣でちくわ作り体験。
魚の練り物はタイにもありますが、作り方や使う魚種が全然違います。
日本の伝統的な練り物を作る体験をみんなで行いました。
できは、、、色々です。すごく難しかったです。
指導して頂ける係の方は日本語しか話さないので、それを通訳しつつ、でも自分の作業はうまくいかないしで、わちゃわちゃ楽しく体験をしました。
味は最高でした。
お次は、神奈川県立生命の星・地球博物館の見学。
この博物館は非常に大きな立派な博物館で、恐竜の化石や各種標本をはじめ、鉱物や地質といった地学系の展示もたくさんあります。
恐竜の化石にタイのみんなは大興奮。
立高の生徒も、普段の授業で習ったことを実際に見て確かめつつ、頑張って解説!
でも専門用語が分からない!
小田原行くなら小田原城は外せません。
初めて見る「Japanese Traditional castle」に、圧倒されました。
中の展示も非常に充実していますが、英語では簡単な説明しかない。。。
しかし、「歴史総合」で学んだ「城の構造」を思い出しながら、立高生が一生懸命説明していました。
最後は道の駅で海産物のお土産を物色して終了。
小雨が降るあいにくの天気でしたが、非常に楽しい充実した1日になりました。
以下生徒の声の一部です。
【感想・気づき】
- 英語でのコミュニケーションに対する発見
・最初は不安があったが、「意外となんとかなる」と実感。
・英語しか話せない環境に置かれることで、苦手意識が薄れ、積極的に話せた。
・言葉よりも「伝えようとする気持ち」が大切だと気づいた。
- 異文化理解と交流の楽しさ
・タイからの留学生との交流を通じて、同じアジア圏としての親近感が生まれ、スムーズな交流ができた。
・最初はあまり話しかけられなかったが、翌日にリベンジしてしっかり会話できたという生徒もいた。
- 活動を通じた学び
・博物館や展示を友人と見ることで、異なる視点や感想を共有でき、新鮮だった。
・小田原城では普段と違う視点から歴史を読み解き、当時の技術に驚かされた。
・竹輪づくりでは職人技のすごさを実感し、説明の難しさも体験した。
【今後に生かしたいこと】
- 英語力・コミュニケーション力の向上を目指して
・日常的に英語に触れる機会を増やしたい(例:英語ニュースを聞く、自分から話しかける)。
・ALTや外国人と積極的に話すようにしたい。
・SSコミュニケーションの授業を活用してコミュ力を伸ばしたい。
- 将来の活動への意欲
・今回の経験を通じて、来年のアメリカ研修やタイ留学にも挑戦したいという意欲が生まれた。
学校説明会で、SSHタイ交換留学に参加した生徒との交流ブースも設置します。
ぜひお立ち寄りください。