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2025/07/24 学習活動・探究活動
【創造理数科企画】PLIJ産業探訪シリーズ(第1回)"未来社会デザインとメタラジー"
7月15日(火)の午後に創造理数科1,2年生および普通科の希望者に対してセミナー、PLIJ産業探訪シリーズ(第1回)"未来社会デザインとメタラジー"が実施されました。
今回は本校での講演をほかの4校へオンラインで配信をし、同時視聴しました。
(オンライン参加校)高崎高校(群馬)、昭和学院秀英中学校・高校(千葉)、彦根東高校(滋賀)、天王寺高校(大阪)
今回は 3部の展開で行われ、第1部では、大阪大学副学長 田中教授による講演で、未来社会デザインとメタラジーというテーマで行われました。
第2部では3社の技術者の方に鉄や非鉄の開発についてお話をいただきました。
第3部では東京大学副学長の岡部教授にファシリテーターをしていただき、パネルディスカッションを行いました。
本校やオンライン参加校の生徒から様々な質問があり、講師の先生方が熱心に回答してくださいました。
関わっていただいた先生方、ありがとうございました。
https://plij.or.jp/docs/IndustryExplorationSeries1.pdf
生徒の感想
- 鉄や銅、チタンなどの金属について今までよりもさらに詳しい知識を得ることができました。特に印象に残っているのは、自動車についてで、場所によって金属の性質が違うと知り、驚きました。お忙しい中、お越しいただき、本当にありがとうございました。貴重な経験になりました。
- 大阪大学の副学長である田中さんの講演では、マジックワードでもある未来社会という漠然とした言葉を、いかに金属に支えられているかを教えていただき、とても将来への関心を持つことができました。また、メタラジーという言葉を今日初めて知りましたが、金属素材は昔の時代から国が発展していくたびに共に発展していくものだということも知り、とても共感できました。
- 最近ではカーボン素材や環境にいい木材などが流行っているのだと感じていたが、金属は環境にもよく発展途上国のインフラ整備に絶対に必要なものなので、これからも使われていく素材だと気付いた。鉄が多く使われているのはリサイクルしやすかったりそもそも自然に多いというれっきとした理由があるのだとわかった。製鉄と聞くとまさに八幡製鉄所のような伝統的な産業なのだと思っていたが、結晶レベルまで制御してより良い素材を使っているのだと知り驚いた。
- 授業で学んでいる数学などがどのように仕事で活かされているか知ることで、授業で学んでいるものは大学受験のためにだけでなく、将来仕事でよく使う、仕事によっては必要不可欠なものであると分かり、日常学習の大切さに気づいた。
- 科学者は技術や発見ばかりを求めるのではなく社会的責任を果たすことも大事だとわかりました。今まで名前だけで知ったいた金属の錬成方法や特徴、使われ方が知れて面白かったです。