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2025/07/25 学習活動・探究活動
【創造理数科企画】化学実験教室
講 師:東京農工大学 工学部 応用化学科 岡本昭子講師、渡辺敏行教授
7月23日(水)、東京農工大学において「濃淡電池の起電力測定」の実験を行いました。この企画の目的は、大学の実験施設において化学実験を行い、内容について講義を受けることにより、生徒が自分自身の将来について具体的なイメージを膨らませたりする機会を提供するものです。なお、今年度は普通科からも生徒が参加しました。
塩化物イオンCl-が既知の濃度で含まれるいくつかの試料溶液の電圧を測定して、電圧-濃度の検量線を作製しました。最終的には、起電力の違いを利用して塩分濃度の違うスポーツドリンクの種類を当てるところまで行いました。結構違いがでるものですね。
最後に、実験内容についての講義を受けました。本来は大学3年生が受講する内容を30分程度にまとめてお話ししていただきましたが、生徒にはとても分かりやすかったようです。
実験の補助をしてくださった大学院生の皆さんもありがとうございました。
生徒感想
- 学校では扱うことのできない内容の実験をすることができてよい経験になった。また、理論式として対数が用いられているところがとても面白かった。
- これまででこんなに長い時間をかけて実験をやったことはなかったから、約3時間ずっと集中力を保つのが大変だった。また、それゆえにきっちり集中するところとだいたいでテンポよく進めるところのメリハリをつけることが大切なんだろうなと考えた。
- 今日の最後の理論の解説がすごくおもしろかった。今日一日を通して大学で学ぶ学問に非常に興味を持つことができたように感じる。大学で学ぶことがとても楽しみになった。
- 普段は異なる二つの金属を用いてしか電池を作る実験をしていなかったが同じ物質であっても作ることが出来ると知り面白く感じた。