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2025/03/23 学習活動・探究活動
【SSH企画】東京農工大学「からだの仕組みを学ぼう」
3月20日(木)、東京農工大学の木賀田先生、渡辺先生のご指導のもと、普段は高校生が入れない大学の実習室で本校普通科・創造理数科の1,2年生併せて20人が参加し、大学の実習室で様々な動物の骨格標本を用いた講義実習が行われました。
午前中は、骨の構造や役割についての講義を受けた後、カモシカ、ネコ、ダチョウなど様々な種の骨格標本を並べながら、関節のつながりや骨の形態を学ぶ実習が行われました。既に組み立てられている他の動物の骨格標本と比較しながら、骨の左右の配置や、骨同士が関節でどう繋がるかを丁寧に見極める生徒の様子が見られました。
午後は、グループごとに骨の部位が割り当てられ、その骨について異なる種で比較し、その構造や機能の違い、共通点を見つけ発表しました。各グループとも、TAや講師に積極的に質問したり、専門書を参考にしたりしながら多くの発見をしていました。
骨を見るだけでその生物の運動の特徴や姿勢など様々な情報が得られることを知り、生物のからだの仕組みへの興味がさらに高まったようです。
~生徒の感想~
- 本物の動物の骨と触れ合うのは今回が初めてだったので全てがとても新鮮でした。自分が組み立てたのは猫の骨だったのですが、全体的に骨が小さく似ていてどれがどこの骨でどうはまるのかが本当に難しく、試行錯誤しながらやってみてうまくつながったときはとても感動しました。
- たくさんの生物の骨格標本を見るのは初めてだったが、共通点や相違点がたくさんあり、生物の進化の過程も関係していることがわかった。また、その生物の特徴を踏まえて考えると理解できることも多いとわかった。
- 動物の体の中で骨がどのような役割を果たしているか分かった。ただ体を支えるため、また体の中身を守るためなのかと思っていたが他にも様々な役割を持っていて驚いた。また骨は動物によって様々な特徴があると分かった。私は肋骨を調べたが、全く共通点が無さそうな動物の肋骨の数が同じだったり似てそうな動物なのに全然違ったりと数だけでも発見が多かった。