ニュース
2024/11/13 学習活動・探究活動
【SSH企画】城ヶ島FWを実施しました!
11月9日土曜日、気持ちのいいお天気に恵まれ、普通科・創造理数科生徒合わせて1年生77名2年生3名が、神奈川県の城ヶ島でフィールドワークを体験しました。三鷹中等教育学校の生徒や他校の先生方も見学参加しました。
青い海と空に囲まれ、海風も心地よい岩場を巡りながら、クリノメーター体験、崖歩き、地層や断層、堆積構造、バウムクーヘンの褶曲実習等、日本が変化の激しい付加体であることを直に感じ、座学では学べないことへの理解が深まる実習となりました。本校卒業生である地学系の学生・院生も5名同行し、丁寧な解説のもと、生徒たちは本物体験をし、新たな発見や興味を見つけられたと思います。
以下に参加生徒の感想の一部をご紹介します。
- 東京に住んでいるとまず自然な崖を見ることがないので不整合を含む大きな海岸崖を見ることができて嬉しかった。しゅう曲の様子や火炎構造、大きな断層など教科書にあったものが目の前に現れていて、迫力を感じた。立高は本物体験を掲げていますがその一例としてとてもいい経験ができたと思う。
- 今回のフィールドワークで1番面白いなと思ったことは、地層の重なり具合だけで、当時の堆積した環境や、地層のたまり方が分かることがあるということだ。事前学習でやった斜交層理や不整合、級化成層、生痕をみて、斜交層理からは地層が溜まった順番(地層の上下)や粒の大きさから地層が溜まった所の水流がある程度推測できたり、級化成層より、泥があるということは沖合いだったなどと推測したり、生痕より生き物の大きさや、水温などを求められるのだと知り、詳しく知りたいと思った。
- 地学図表で見ていた火炎構造や断層などを実際に見ることができ、自身の目で確かめることの感動を覚えた。また、城ヶ島の壮大な景色から大地の歴史を感じ、この地層の重なりが表す時の流れを体感することができた。元々地学分野に興味はあったが地層には深く触れたことがなかったため、新たな選択肢が広がり有意義な時間となった。