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2024/10/08 学習活動・探究活動
【創造理数科企画】 全体を感じるワークショップ
10月2日(水)午後から創造理数科の1年生を対象に『全体を感じるワークショップ』を行いました。
この企画は東京大学先端科学技術研究センターの特任教授で、東京フィルハーモニー交響楽団コンサートマスターでもいらっしゃる近藤薫先生に講師としてお越しいただき、講義とクラシック音楽の演奏をしていただきました。
冒頭はJ.S.バッハの『G線上のアリア』の演奏で始まり、その後は講義と演奏が交互にあり、クラシック音楽が時代背景を象徴していたことなどを感じる会となりました。
また、本企画はSTEAM教育の一環として行われており、物事を細分化せず、全体を感じるというテーマで行いました。考えるときは物事を分けないといけないけれども、最近の研究では世界は分かれていないのではないかという概念があるということを学び、今後様々な内容を研究していく生徒たちには非常に興味深いものでした。
生徒の感想
- 近代化と音楽が密接に関係していることを知り、音楽の興味深さをさらに感じた。ヴァイオリンなどの自然でできた弦楽器が奏でる音はとても心地が良かった。風景や感情を想像しながら、感じながら音楽鑑賞できた。演奏を聴いてとても感動した。先端研についてもっと詳しく知りたいと思った。
- 日常何気なくしている「分ける」という行為がとても大きな意味を持ち、音楽とは大きな関係にあることがわかった。また、音楽は今まで文系分野と少し関連しているものだと思っていたけれど、文理両方と大きく関連しているとわかった。今まで産業革命以降知性が重視されてきているのはなんとなく知っていたけれど、感性を重視するために芸術・音楽という観点から研究を行っているのはとても面白いと思った。感性を重視するために他のところではどのような事が行われているのかについても調べてみたい。