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2024/08/27 学習活動・探究活動
SSH全国大会「令和6年度 生徒研究発表会」に参加しました!
8月7日(水)~8日(木)、今年も神戸国際展示場で生徒研究発表会が開催され、全国から231件(昨年度比10件増)のポスター発表がありました。
本校からは、発表1名、見学2年生5名、1年生5名の計11名の創造理数科の生徒たちが参加しました。
本校の発表は以下の通りです。
- 分野:数学情報
- タイトル:強化学習を活用したマンカラの最善手の研究
発表会前日の夜は、先日8月8日に掲載した通り、全生徒で発表に向けた最後のブラッシュアップを行いました。
世界最古のボードゲームともいわれる「マンカラ」は、日本ではまだニッチなゲームなので、
- マンカラのルールをわかりやすくシンプルに伝えるにはどうすれば良いか?
- 強化学習を用いた今回の研究の凄さをどのように表現するか?
に焦点を当て、学年の枠を超えて生徒たちは議論を重ねていました。
ポスター発表当日は、まさかの審査トップバッター。
発表生徒は緊張した様子でしたが、強化学習についての高度な助言をいただき、今後の研究の発展につながる貴重な機会をいただきました。
審査終了後、発表生徒はほっとしたのか、発表内容がどんどん精選され、聴衆者が途切れることなく常に本校の発表ブースはにぎわっていました。
残念ながら入賞は逃したものの、他校の生徒からGood Jobカードもたくさんもらい、充実した3日間を過ごすことができたようです。
後輩たちは先輩の姿に刺激を受けるとともに、他校のポスター発表も見学することで、ポスター発表のノウハウを沢山得ることができました。
以下、後輩たちの感想です。
- 圧巻です。まず各SSH指定校の中でさらに選抜され、そしてその全員が発表会に向けて準備しているので当たり前ですが、とてもレベルが高くて理解しきれない部分があるものもちらほらとありました。全体的にポスターの色調が統一されているもの、例えば無彩色と青系の色になっているものが見やすく感じ、さらに特段重要なところは別系統の色にして強調するということができそうなので、これも参考にさせていただきたいです。
- 机上で得た知識だけで知ったつもりでいることが多かったのですが、今回の研究発表会で多くの人のハイレベルなポスター発表を見る中で、自分が考えもしなかった着眼点で研究を進めている人がいてとても視野が広がりました。
全国の生徒たちとの交流で得られたものは多かったようで、帰りの新幹線でも生徒たちの研究に関する議論は絶えませんでした。
先輩から後輩へ研究のノウハウが伝承され、他校との交流でさらに深化する立高の探究活動にご期待ください!