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2024/07/23 学習活動・探究活動
創造理数科企画 一橋大学研究室訪問 「社会地理学研究室・地学研究室」
令和6年7月16日(火)一橋大学において、主に本校創造理数科2年生に対して、本校SSH運営指導委員でもある同大学社会学研究科教授 上田元先生より「地域研究における地理情報システム(GIS)の応用」について、続けて同大学社会学研究科教授 大坪俊通先生より「レーザーと人工衛星で地球の形を測る」についてご講演いただきました、更に、一橋大学を卒業されて国土地理院に在籍されている服部晃久先生からは、1月に発災した能登半島地震での発表や調査のこと、南極での研究の紹介をしていただきました。講義のあと、研究室を案内していただき、TAの学生との懇談会では、大学生活のこと、高校生活でやっておくべきことなど、短い時間でしたが多くのことを学べた大学訪問でした。
一橋大学・講義担当の先生よりのメッセージです。
今回の講義では、「文系と理系」について、文系色の強い本学での例をお話しました。人生において、文系・理系が分かれているのは、大学在学中とその入試に備える期間だけであり、民間企業であれ公的機関であれ個人事業主であれ職に就くと、「私は文系/理系だから」は通用しないです。そして、これからの時代、教員などから教わることの重要性は下がるいっぽう、だれも知らないことを開拓する能力が求められるでしょう。将来のご活躍を期待しています。
訪問した立高生からの感想です。
- 天文に関わる仕事をしようと考えていて、数学が苦手で文系の大学もいいかなとおもって来てみました。今回の訪問で、文系大学は、文系メインで学ぶと思っていた先入観が覆りました。測地学がとても面白そうだと感じました。
- 私は興味が文系科目にも理系科目にもあって文理が決まっていないのですが、どちらを選んでも選ばなかった方を全く使わなくなるわけではないのだなと感じました。また、文系で受験しても理系に行くことがあるという貴重なお話を聞けてよかったです。文系の学部の中で一番興味がある社会学部の方のお話を聞けたので、これからのオープンキャンパスで行くところと比較してよく考えようと思います。
- 理系のクラスに入っているのも含め、今みで理系のことばかり考えていて文系のことはあまり考えずに勉強していましたが、今回の講義を通して文系と理系は相互に関係していてどちらか片方ではなくどちらもバランス良く学ぶことが大切だと感じました。
- 普段というか二年生になってから触れられていなかった地理や地学的な内容の興味深い話から、文系科目と理系科目の関わり合いの 密接さやそれぞれの科目や分野での新たな視点での面白さなどを知るいい機会となり、大変実りのある訪問会だった。自分の目指したいものとほかの分野とのかかわりが何になるかも考えながら進路を見つめていきたい。
- 一橋大学はやっぱり文系の大学のイメージが強かったのですが、お話を聞いてすごい理系の話だなぁと思いました。大学の設備を実際に見たり、お話を聞いたらすると自分も好きなことができる大学に入りたいなと感じて、勉強のモチベーションになりました。
- 本日は、お忙しい中貴重なご講演をしてくださり本当にありがとうございました。どのような研究でも理系からのアプローチ、文系からのアプローチのどちらも大事ということを確認できたとともに、今そしてこれから学ぶすべてのことは何かしら将来の自分につながり無駄なものは一つもないんだなと改めて感じました。少しでも興味を持ったことを理系文系関係なく学んでいこうと思います。