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2024/06/05 学習活動・探究活動
軽井沢・草津フィールドワーク研修旅行3日目
3日目は、雨の中施設見学を中心とした行程でした。
【3日目】
<中和工場>
pH(ピーエイチ)試験紙に色見本がついている特殊な紙(中和工場ではこれをペハノン紙と呼んでいました)を使ったワークショップで、酸性の温泉水に石灰を入れることで中和(弱遊離)されることを確かめました。また、その後の講義では、中和事業に興味を持った生徒が多く、質問が絶えずに滞在時間が想定よりも大幅に伸びてしまい、こちらとしては嬉しい悲鳴でした。
最後には、中和により沈殿した生成物をためる目的の日本で唯一のダム、品木ダムを見学しました。
<草津熱帯圏>
熱帯圏と熱帯園の違いを考えつつ、様々な生き物や植物を観察しました。
<八ッ場ダムおよびやんば資料館>
運よく、滅多に見られない八ッ場ダムの放水を見ることができました。放水の音と水しぶきは、大迫力でした。
<やんば天明泥流ミュージアム>
遺跡から歴史を紐解いた大迫力の映像を体感し、その後博物館内の貴重な資料から当時の生活感や天明泥流の悲惨さを感じ取ることができました。
生徒たちは、この3日間で消化しきれないほどの様々な本物体験をしました。
普段の座学では味わうことができない、五感を使ったフィールドワークは、今後の生徒たちのものの見方・考え方につながるものだと思います。
生徒から、「わたしって幸せだなって思いました。創造理数科に入れてよかったです。研究への興味がさらに深まったため、これからも研究を頑張りたいです。」といった感想がありました。
一方で、あいさつや集団行動、他者への感謝の気持ちを伝えることの大切さなど、生活面でも収穫のあった3日間だったと思います。