ニュース
2023/10/02 学習活動・探究活動
【SSH】SSH企画「富士山フィールドワーク」に行ってきました!
10月1日(日)に,富士スバルライン五合目にて,地質と植生に関するフィールドワークを行いました。
「御中道」コース,「御庭」コースの2コースを,2グループに分かれてそれぞれを周りました。
生徒は、引率教員と積極的に会話をしながら、特徴ある富士山の植物や植生、地質・地形についての理解を深めました。
いつもは遠くから見ている富士山を、近くで、それも生物学的な観点と地学的な観点から観察・体感できたことは、参加した生徒たちにとって貴重な財産となったと思います。
~生徒感想(一部)~
- 植物の遷移について、かなり理解が深まった。富士山のゴツゴツとしたスコリアに生えていたカラマツやイタドリ、窒素固定細菌を持ち、葉っぱを落とし土壌の形成に役立つハンノキなど、遷移の仕方について身をもって体感することができた。家や立川高校の近くの植生の遷移は現在どのような状態にあるのか興味をもった。
- 地衣類の種類の多さを実感出来た。今回みたものの名前を全部知らなかったので、後で調べたい。また、飛んできた玄武岩などにも付着し、生きていたので、森のようになるのはどのくらいかかるのか気になる。笠雲など、山の上特有の雲や霧の出来方、条件も知りたい。
- 同じスコリアでも赤の色の濃さの差や、針葉樹の葉の形と裏の部分などを資料集の写真では分からないだろうという所を観察できたので、実際に行って、自分の目で見ることに意味があるということに理解が深まった。
- 旗型樹形について興味を持ちました。以前、三宅島に行った時、風が強いところには全く樹木が生えておらず、風が強く植物に影響することを理解し、また富士山には、旗型樹形があるというのは聞いていましたが、実際に見てみると、改めて風がどれほど植物に影響するのか理解することができました。
- 荒地に入ってくるのはカラマツとイタドリでカラマツは地面に張り付くように生えていて過酷な状態なのがわかった。八丈島とは気温が違うから生えてる植物が同じパイオニアでも違うことがわかった。