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2023/09/20 学習活動・探究活動
【SSH】SSH企画 つくばサイエンスツアー実施報告
全校生徒対象(希望者)のSSH企画として毎年行ってきた企画です。
感染対策による制限が緩和され,JAXAツアーはバス2台まで受け入れ可能となったことで,午後の見学場所を2コースに分けて実施することが可能となりました。最終的な参加者は生徒94名,引率教員2名の96名でした。
見学場所
JAXAつくば宇宙センター
・JAXA研究所ツアー(70分)
・展示館スペースドーム
・プラネットキューブ自由見学
産業技術総合研究所
地質標本館 ガイド付見学
サイエンススクエアつくば
内容
JAXA宇宙センター
2班に分かれ,研究所コースはガイド付きで「きぼう」の運用管制室,宇宙飛行士養成エリア,管制塔室を見学しました。宇宙服や実験施設,人工衛星など,宇宙に関する話は大変刺激的で,熱心にメモをして見学する姿が見られました。管制室の見学はほとんどの人が初めてであり,感動する姿が見られました。スペースドームでは,ロケットやISS,人工衛星などの展示をじっくり見学することができ,プラネットキューブでは宇宙開発についての展示を見学できました。
地質標本館
展示ガイドさんが付き,3班に分かれて,見学しました。ジオラマや様々な鉱物,化石,岩石の標本,地震 ,火山,資源などの模型は大変充実しており,生徒らは時間いっぱいまで熱心に見学しました。ガイドさんへの質問も多く出て,特に理系地学の生徒は,詳しいやり取りをする様子が見られました。
サイエンススクエアつくば
産総研の最新研究,試作品展示を見学しました。介護ロボットや画像認識装置,周波数を聞き取る装置など,熱心に触っていました。最先端の技術を知ることができました。
宇宙と地球,最先端の科学技術を学ぶこの企画は,生徒の知的好奇心を刺激するよい機会でもあり,今後も継続していきたいです。
参加者の感想
- 筑波宇宙センターの見学を通して,宇宙飛行士の訓練や生活,指示の出し方など,他にも様々学ぶことができました。また,JAXAには研究職の方だけでなく,管制,事務,広報などいろんな分野の人が協力しあって成り立っているということを知りました。このことから,宇宙飛行士採用試験で協調性を重視したように現在の社会ではただ仕事が出来るだけではなく「協力」が大切になっていると感じました。 今日のサイエンスツアーはとても楽しかったです。
- 今回の見学で一番印象に残っているのは『パロ』というアザラシの赤ちゃんのロボットです。初めは人が撫でたり,触ると鳴くだけだと思っていましたが係員の人の話を聞くことで,名前を呼び続けると名前を覚えて反応すると言うことに驚きました。また,犬や猫のようなメジャーなロボットではなくアザラシの赤ちゃんがモデルになっている理由が,犬や猫は人がよく知っているため行動が似ていないと感じてしまい癒しになりにくいからということも知ることができました。僕は課題研究でロボットについて行おうと考えているので,今回の見学を活かし,そこから考えを広げ,課題研究をより良いものにしていきたいです。