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2023/07/21 学習活動・探究活動
創造理数科企画 化学実験教室
講師:東京農工大学 工学部 応用化学科 岡本昭子講師、渡辺敏行教授
7月20日(木)、東京農工大学において「濃淡電池の起電力測定」の実験を行いました。この企画の目的は、大学の実験施設において化学実験を行い、内容について講義を受けることにより、生徒が自分自身の将来について具体的なイメージを膨らませたりする機会を提供するものです。
9時に実験を開始し、塩化物イオンCl-が既知の濃度で含まれるいくつかの試料溶液の電圧を測定して、電圧-濃度の検量線を作製しました。最終的には、起電力の違いを利用して塩分濃度の違うスポーツドリンクの種類を当てるところまで行いました。結構違いがでるものですね。
最後に、実験内容についての講義を受けました。本来は大学の講義として3時間ほどの内容を40分程度にまとめてお話ししていただきましたが、生徒にはとても分かりやすかったようです。
実験補助をしてくださった大学院生の皆さんも有難うございました。
生徒の感想
- 実験自体はとてもシンプルな作業だったが、実験の意味やわかることが深く、本質を見抜く大切さがわかった。
- 大学で学習する難解なテーマの実験だったが、大学院生の方々の丁寧なご指導のおかげでスムーズに実験を進めることができ、内容もよく理解することができた。今日の実験の成果を知識として学ぶと共に、作業を通して得たノウハウも今後の探究活動に活かしていきたい。
- 大学の化学は高校の化学に比べ理論を深く考えることがメインということを知り、早く大学で学んでみたいと思った。