創造理数科企画　講演会「単語の意味をベクトルで表現！？」

令和５年６月１６日（金）放課後、本校にて東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻　川崎義史先生に「単語の意味をベクトルで表現！？」というテーマでご講演いただきました。

　第一部では、「言語学とは」、「文系でも数学は必要？」、「単語の分散表現」といったトピックスについて、興味深くお話しいただきました。例えば、同様の文脈に出現する単語同士の意味は類似するという直感に基づき単語の意味をベクトルで表現する手法や、単語間の意味の近さをコサイン類似度で判定する手法が紹介されました。

第二部では、生徒たちが、ある単語と意味が似ている単語をコサイン類似度に基づき検索したり，あるいは、「（王様―男）＋女」に最も似ている単語を検索すると「女王」が出てくるといった類推タスクをパソコン上で体験することができました。