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2025/01/09 校長通信
校長通信(校長コラム09)
新年を迎えて
新しい年を迎えました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
1月8日の始業式は、インフルエンザ等の感染拡大防止対策として、2学期の終業式に引き続き放送により実施しました。年頭の挨拶として、以下のような話をしました。
……年末年始には、毎年恒例ではありますが、複数のテレビ局で各種の駅伝大会が中継されていました。私は、不要不急の外出を避けながら、この年末年始は専らテレビでのスポーツ観戦に励んでおりました。観戦を通じて、チームの選手や監督・指導者等が発する言葉に心を動かされることがあります。今シーズンの駅伝大会の話ではありませんが、ある県の代表として今年も男子高校駅伝に出場していたチームの監督が、何年か前に優勝を成し遂げた際に語っていた話を紹介したいと思います。
その監督は選手に対して「三つの『あ』」の大切さを諭していたそうです。「あせらない」「あきらめない」「あなどらない」の三つです。
・たとえ劣勢であっても「あせらない」
・敗色濃厚であっても最後まで「あきらめない」
・優位な状況にあっても相手を「あなどらない」
今回この三つの「あ」を紹介した理由は、私たちの日常生活や学業あるいは仕事等においても通じる話だと思ったからです。
○やらなければならない勉強が立て込んでいても、落ち着いて、できることから着実に処理する……つまり、あせらない。
○一見簡単にできそうだからといって、学習課題や問題の分量、またその重要度等を過小評価しない……すなわち、あなどらない。
○「あきらめない」については説明不要だと思いますが、これから迎える受験本番や進級・卒業がかかる重要な局面において、最後の最後まであきらめずに努力を続けることが大切ですね。
1・2学期と比べると短い3学期ですが、今年度の締めくくりの学期として後悔することのないように持てる力を発揮し、有終の美を飾ってください。