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東京都立昭和高等学校

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2024/12/20 校長通信

校長通信(校長コラム08)

冬季休業を前に

 本校は、12月20日(金)に2学期の終業式を実施しました。1学期の終業式の際と同様に、体罰や性暴力に関する話をした後、生徒に向けて次のような話をしました。

 1学期の終業式においても皆さんに配布している「進路ノート」に言及しましたが、進路年間スケジュールの1年生の12月の欄には、「短い冬休み中も、生活習慣を崩さぬように、3点固定を意識しよう!」と書いてあります。「3点固定」……①就寝時刻、②起床時刻、③勉強開始時刻の三つです。この三つを意識して、リズムを崩さないようにしてください。

 2年生にとって3学期は3年0学期であると「進路ノート」には書かれています。冬休み中は、1・2年生で学習してきたことの総復習をして、特に弱点をしっかりと見直すなどしながら希望の進路実現に向けて備えてください。

 3年生の皆さん、進路実現に向けて苦しい思いをしているのは、全国の受験生も同じです。「進路ノート」の3学年向け12月の欄には、「この時期の学習の量は質に転じていく」とあります。つらいかもしれませんが、今が踏ん張りどころ、粘りどころです。「冬休みにもう少し勉強しておけばよかった。」と後悔することがないよう、1分1秒を大切に、受験対策に励んでください。

 本校の教育目標のスローガンは「二兎を追い、二兎を得る」ですが、教育目標そのものの中に「自治・自律の精神をもつ」とあります。国語辞典によれば、自治とは「自分で自分のことを処置すること」であり、自律とは「自分の行為を主体的に規制すること」です。夏季休業に比べると圧倒的に短い冬季休業ですが、だからこそ、集中力と「自治・自律の精神」を保って計画的に過ごすことができるのではないかと思います。昭高生としての自覚をもって、有意義な冬休みにしてください。

 それでは、1月8日の始業式において、また元気にお会いしましょう。