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2024/10/26 校長通信
校長通信(校長コラム07)
不易と流行
最近のテレビ番組において、「昭和世代」の音楽や文化・風習等を題材として、古き時代を懐かしんだり、平成・令和と比較してその相違点を取り上げたりする企画が増えているように感じます。まさしく昭和生まれの私としては悪い気はしませんが、そのような企画が増えているのはなぜなのだろうと、率直に疑問に感じることもあります。
ところで、教育の「不易と流行」という言葉に表されるとおり、教育内容には、真理・真髄ともいうべき変わらない部分と、時代や社会状況等に応じて変わる部分の両方があります。私は、どちらも同じように大切であると思います。反省や振り返りを伴わない前例踏襲はもちろんよくありませんが、なんでもかんでもどんどん変えていけばよいということでもないと考えます。
物事の本質は見失わずに、時代の流れも見誤らない……そういう意識を常に保ちたいと思います。