校章

東京都立昭和高等学校

ニュース

2024/08/29 校長通信

校長通信(校長コラム05)

2学期が始まりました

 

 本校では、本日(8月29日)から2学期が始まりました。始業式の挨拶の中で伝えた内容は以下のとおりです。

 

 1学期の終業式では、「2学期の始業式において、夏季休業期間を通じて成長した皆さんと元気に再開できることを楽しみにしています。」という言葉で私の話を結びました。どうでしょうか、「成長」を実感することができていますか。

 私自身のことで言えば、「成長」と言えるほどのことではありませんが、この夏に新たな言葉に出会いました。その言葉とは、「共創(きょうそう)」という漢字二文字です。簡単な言葉のようですが、私が調べた限りでは、今のところ国語辞典に掲載事例はないようです。しかしながら、インターネット上では複数の使用例が見られますので、新しい概念・言葉として今後認知されてくるものと思います。

 この言葉は、8月初旬に、全国規模のある研究大会に参加した際に、来賓の方が発したものでした。「日本と発展途上国との関係を捉えた際に、日本が発展途上国に対して支援を行う場面もあるが、それが両国の関係性の全てではない。別の場面では、相手国がもつ資源や文化等から我が国が恩恵を受けたり新たな気付きを得たりすることもある。そのようにして二国間の関係性を『共に創る』という視点がこれからの時代は必要になってくる。」という趣旨のお話だったと思います。国と国との関係に限らず、二者以上のかかわりを捉える際には、様々な視点や考え方をもつことが重要であることを改めて気づかせてくれる言葉でした。

 2学期も、学校行事や部活動、日々の学習を通じて多くの人と関わる中で、皆さん一人一人が成長を続けていくことを期待しています。