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東京都立篠崎高等学校

ニュース

2025/04/07 お知らせ

令和7年度 着任式・始業式を実施しました。

4月7日(月)始業式に先立ちまして、新たに篠崎高校に着任された先生方をお迎えし、紹介する着任式を行いました。

今年度は17名の教職員の方々をお迎えいたしました。

転入された教職員を代表して、佐久間副校長より、生徒へ挨拶がありました。

 

その後、令和7年度 一学期始業式を実施しました。

新たに着任した高橋校長から講話がありました。

令和7年度1学期始業式校長挨拶

皆さんおはようございます。4月から本校に着任しました。校長の高橋 聡(たかはし あきら)です。どうぞよろしくお願いします。

まず冒頭に、3月28日ミャンマーで発生したM7,7の大地震により死者3千人以上の死者と多くの負傷者が出ました。タイのバンコクでもビルが倒壊するなど多くの被害が出ています。ここに、謹んでお見舞いとお悔やみを申し上げます。

まず、簡単な自己紹介をさせてください。私の前任校は、杉並区の杉並高等学校で3年間校長として勤務していました。吹奏楽部、野球部、水泳部が盛んですが、ダンス部、バスケットボール部、サッカー部、ソフトテニス部など部活動は盛んです。部活動で交流したことがある人もいるかもしれません。

私は、教員としての専門は英語で、部活動はバスケットボールの顧問をやっていて、公認審判員としても活動していました。前任の長野校長や谷山先生とは、よく練習試合をしてもらいました。血液型はA型で、おとめ座です。趣味は、スキー、読書、映画鑑賞です。好きな食べ物は、カレーで、お店に食べに行ったり、自分で作ったりしています。テレビ番組は、ドラマ「相棒」が大好きで欠かさず見ています。ドラマ「御上先生」もよくできていて面白かったです。その他、「報道ステーション」、「男子ごはん」、「相葉まなぶ」などをよく見ています。中山美穂さんが好きでしたので、訃報に触れて大変ショックでした。ご冥福をお祈り申し上げます。

さて、今日から新しい学年のスタートです。新入生を迎えて、気持ちも新たに学校生活を送ってくれることを期待しています。新しい学年が始まるにあたって、皆さんに3点お話します。

 第一に、私が校長になろうと考えた理由というのは、豊かな国際感覚を備えたグローバルな人材を育成したいと考えたからです。現在、日本は少子高齢化が進み社会構造が大きく変化し、AIの飛躍的な発展の成果として、生成AI、例えばChatGPTなどが開発され、ユーザーが入力した質問に対して、まるで人間のように自然な対話形式でAIが答えてくれるようになりました。我々を取り巻く情勢を見ると、山火事や大地震などの災害、戦争や紛争、地球温暖化、異常気象、食糧問題、関税問題などの複雑化する国際情勢など、世界規模の課題を抱えた未来の予測が困難な時代になっています。それを、VUCA時代(ブーカ時代)と呼び、Volatility(変動性)・Uncertainty(不確実性)・Complexity(複雑性)・Ambiguity(曖昧性)という時代の特性を表す言葉の頭文字をとって名付けられました。VUCA時代を生き抜くためには、社会では顕在化していない本質的な課題を見つけ、正解のない問いへの納得解をいち早く提案する力、つまり課題の発見能力と解決力能力が必要です。皆さんには、江戸川区や東京都という地域社会に貢献することは、もちろん、世界にも目を向け、高い志をもってグローバルな視点で物事を考えて、行動することを期待しています。世界の平和に貢献することのできる人材を一人でも多く育成することによって、日本が国際社会の中で平和を維持し、世界に貢献することができると考えているからです。ですから、今後皆さんと海外に行くことのできる機会を作っていきたいと思っています。

第二に、皆さんには本校で過ごす3年間を通して、高い知性、広い視野、強い意志を育み、自主自律の精神と豊かな想像力を養いながら、将来、地域社会や国際社会に貢献できるリーダーとして成長してくれることを期待しています。そこで、私は校長になって以来「水滴石穿」(すいてきせきせん)という言葉を掲げて教育活動に取り組んでいます。「水滴石穿」とは、軒下から落ちる僅かな水滴でも、長い間、同じ所に落ち続けると、ついには固い石にも穴をあけてしまうことから、たとえ最初は非力であっても、根気よく続けることで、大きな成果を成し遂げることが出来る。「継続が重要である」ことを諭す故事成語です。小さなことから、コツコツと日々積み重ねる努力を日頃から心掛けてください。

第三に、皆さんには高い目標をもって、わくわくした高校生活を送ってほしいと考えています。そのためには、一度決めたことは失敗したと思っても格好悪くても最後までやりきって欲しいのです。これは、私が自戒していることで、失敗して、格好悪いと思って途中でやめたり、流してしまったりする自分に言い聞かしていることです。失敗したと思っても、格好悪いと思っても途中で止めないで最後まで力を抜かないでやりきってください。心を込めてやり切れば、必ず何か成果が出ます。格好悪いのは自分が思うほど回りは気にしていないものです。今、学校をやめたい、部活動をめたい、 受験勉強をやめたい、志望校を諦めたいと思っている人がいたら、思い出してください。 格好悪くても最後までやり遂げてください。やり遂げた先に見える、何かがあるはずです。

皆さんとの出会いの記念に、こんな言葉を送ります。

「大切なことは、どれだけたくさんのことや偉大なことをしたかではなく、どれだけ心を込めてしたかです。心を込めて仕事をしなさい。そうすれば、あなたは必ず成功します。なぜなら、そういう人はほとんどいないからです。どんなことでも心を込めて行うようにしてください。なぜなら心がこもったものは、相手を感動させる力があるからです。」これはノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサ氏の言葉です。入学時の志を忘れずに、失敗しても、つまずいても途中で止めないで最後までやり遂げてください。心を込めてやり遂げれば、必ず何かを得ることができます。何か困難に直面した時に、このことばを思い出してください。

 また、何か困ったことや不安なことがあれば、遠慮なく先生方に相談してください。会議や仕事がない時は、校長室の扉を開放しますので、開いている時は、校長の顔を見に来たり、校長室に進路や英語の学習法の相談に来たりしてください。皆さんと普通に何気ない話をしたいと思います。

 では、皆さんが今年度、充実した一年が送ることができるよう、全力で応援していきます。私からの新年度の挨拶は以上です。

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その後、生徒の表彰を行いました。

ワンダーフォーゲル部

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女子バレーボール部

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