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2024/07/11 学校生活・行事等
第2学年 総合的な探究の時間 中間発表会を実施しました!!
篠崎高校は「地域探究推進校」として、3年間の系統的な「総合的な探究の時間」をとおして、共生社会に積極的に参画する態度を育んでいます。また、思考力・判断力・表現力、学びに向かう力、人間性など、「生きる力」を総合的に身に付ける指導を実践しています。
2学年では、興味・関心と学問領域を繋げ、論理的思考を身に付けることとキャリア意識を深め、将来の具体的な選択肢を増やすことを目標としています。
中間発表では、身の回りの小さな課題を「じぶんごと」として考え、仲間と課題を共有して、課題解決の手立てをグループの仲間と一緒に協働したことを発表していました。
障がいを持ち、車いすの鱒渕さんがゴルフを楽しみたいということについて「じぶんごと」として解決の手立てを考えることをテーマとしました。
鱒渕さんの立場にたって、ゴルフを楽しむうえで、課題となることを「じぶんごと」として考えました。
なぜ、この点に着目した理由をみんなに説明します。
その上で、鱒渕さんの立場になって、どんなことができるかインターネットを活用して調べてみました。
すると、パターゴルフ場や車いす対応のゴルフ練習場があることがわかりました。
最終的には、高齢化社会に向けて、老若男女、健常者、障がい者問わず楽しくプレイができる施設をつくることができるとよいなと思いました。
私たちは「全ての人たちが平等に過ごせるように」というテーマで発表を行います。
このテーマにした課題設定の理由は、車いすを利用している豆塚さんの「恋人と手をつないでデートをしたい・・・」という思いを叶えたいと思ったからです。
車いすを利用している豆塚さんは、「恋人と手をつなぎたい」「図書館などの公共の場での車いすの不便さ」を訴えています。
「じぶんごと」として、手を繋げない理由とそれを実現する手立てをグループのみんなで考えてみました。
そこで、車いすユーザーに負担がかからない上下左右に調整のできる車いすがほしいと考えました。
インターネットを活用して調べてみると、中国製で3段階に高さを調節でき、360度回転する電動車いすがあることがわかりました。
しかしながら、この電動車いすはとても高価なので、誰でもが利用できるように購入の資金補助ができれるとよい思いました。
私たちのグループは、車いすユーザーの花岡さんが釣りを楽しみたいという願いを「じぶんごと」としてグループで調べて意見交換をしました。
その結果、カヤックに重りを載せて安定させる方法が有効であると考えました。
それぞれのグループが車いすユーザーの願いを「じぶんごと」として、インターネットを活用して課題解決の手立てを考え、意見交換をして、今日の中間発表会に臨みました。各発表の後に、各クラスの探究担当の先生からアドバイスをいただきました。このグループに対して、「ゴルフをフルにやっても体力的にもたない」という課題解決のコンセプトに対して、先生からは、「ゴルフという種目を理解して、掘り下げる」「何をどうすることによって、障がい者方たちがゴルフという種目を楽しめるのかが変わってくると思う」というアドバイスがありました。
2学年では、2学期以降は個別探究に入ります。「事の本質」を考え、探究学習がさらに充実していくことを期待しています。