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東京都立篠崎高等学校

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2024/05/06 学校生活・行事等

生徒主体の深い学びを引き出す良い授業実践の取り組みについて

篠崎高校では、指導と評価の一体化と基礎的・基本的な学力の定着、生徒主体の学びの場面の増大、対話的(自問自答・ペア学習)で深い学びの主活動場面の設定、個別最適な学びの追求、デジタル技術の活用した授業実践を推進しています。
そこで、今日は1学年の「公共」の滝田先生の授業実践をご紹介いたします。

1 「授業のねらい」=「授業の主活動」=「評価の観点」とした教材準備をする。
この日の授業は「哲学の入り口」として、「自分と異なるものの見方・考え方をする人々とどのように向き合い、共に生きるか」というテーマについて、自分の考えを伝え、周囲の仲間の意見を聞く、その違いの理解を深めることを授業のゴールであることを生徒に視覚的に提示します。

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2 「自らの考え」を「自分の言葉」で表現してまとめる⇒「生徒主体の学びの場面の増大」

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思考実験として、「5人の命を救うために、1人の命を犠牲にしてよいか」という「問い」を生徒たちに投げかけます。

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あなたはトロッコの分岐点の切り替え、スイッチを切り替えることができる位置に立っています。5人の命を救うために、切り替えをしますか??

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切り替えをすると自分の考えを記入した生徒の意見

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切り替えをしないという考えを記入した生徒の意見

3 他者の意見を聞き、様々な考え方があることを理解するとともに、どうすることがよいのか互いの意見を交換する。(対話的で深い学びの場面の設定)

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自分の考えを発表します。また、その意見をプリントにメモをします。

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なぜ、そのように判断したのかを互いの考え方に対して質問をする意見交換が各グループで活発に行われました。

4 基礎的・基本的な事柄を学習する。(基礎的・基本的な学力の定着)

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哲学の考え方の一つとして、「功利主義」という考え方があることを学びます。

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また、「義務論」や「公正の原理」という考え方があることも学びます。

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まとめとして、今回の思考実験においては、「正解はない」ことを伝えたうえで、自分の考えたこと、周囲の意見から学んだことについて、自分の言葉でまとめるように話しをしました。

学校生活の中でも、「自分と異なるものの見方・考え方をする人々とどのように向き合い、共に生きるか」ということは、とても大切なことです。自分の考えを自分の言葉でしっかり伝え、他者の意見をしっかりと聞き、どのようによりよく篠崎高校での高校生活を楽しんでいくか・・・を互いに意見を出し合うそんな篠崎高校をみんなで作っていってください。