校章

東京都立青梅総合高等学校 全日制

卒業生のインタビュー8(13期 今成さん)

2026/01/13

<卒業生>
名前:今成 あくあ
職業:公務員
職場:青梅市役所(青梅市教育委員会 生涯学習部 社会教育課)
出身中学校:泉中学校
2021年卒 第13期生
 

今成 あくあさんの画像

青梅総合高校の一番の魅力は全力で「好き」を追求できる環境だと思う。農業・食・文化・服飾・看護など、総合学科ならではの幅広い学びと体験ができる青総には「好き」を追求したい学生が集まっており、先生たちもそれを全力で応援してくれるため、生徒一人一人が生き生きとしていた。高校時代の友人とは今でも交流が続いているが、専門性の高い分野に身を置いている人が多く、「好きなこと」を語り合う時間はとても楽しい。
私にとっての「好きなこと」は美術だったが、幼少期からぼんやりと抱いていた美術への研究意欲を強め、 進路を決定するきっかけとなったのは青総での卒業研究だった。特に興味があった宗教美術を題材に選び、授業で学んだ世界史の知識と絡めながら時間をかけて向き合ったことで、美術の世界の奥深さに気が付かされたとともに、「好きなこと」を学ぶのが楽しくて仕方がないと心から感じることができた。
西洋美術史を学べる大学へ進学し、4年間かけて古今東西の諸芸術を学びつつ、美術の活用や普及、教育としての在り方にも関心があったため博物館学を履修し、学芸員の資格を取得した。また、大学では本物を見ることの大切さを学び、美術鑑賞を目的に海外の美術館へも何度か足を運んだ。中でもドイツに関心があり、最終的に卒論でもドイツ語圏の画家の作品を取り扱うことになったが、今思い返してみるとこれは高校生の時にボッパルト市との交換留学への参加した経験が大きく影響していたと思う。高校1年生の時に受け入れ、2年生の時に留学をしたが、この時にホストファミリーとは今でも関係が続いている。このように、私の学生時代を振り返ると美術・世界史・ドイツ留学という高校の時に学んでいて楽しかったことが、そのまま大学での学びの柱になっており、「学ぶことが楽しい」という成功体験は現在の就職先に繋がっている。
現在私は、青梅市役所に就職し、念願の生涯学習部社会教育課で仕事をしている。社会教育課の役割は学びたいと思う人々に学習環境を提供したり、学ぶことが楽しい、もっと学びたいと思えるような体験の場を創出したりすることである。
成績のためとか、進路のためとか、そうした必要性から離れて、純粋な「好き」という気持ちを原動力にして学ぶことは本当に楽しいし、とても豊かで幸せなことだと思う。私は社会教育を通して市民の心と生活を豊かにしたいと考え、私自身も日々楽しみながら仕事をしている。