校章

東京都立荻窪高等学校 定時制

ふりがな Language

卒業生紹介

四年制大学 総合型選抜

「自己理解」

学校名・学部学科等:立正大学心理学部臨床心理学科
(3年Ⅲ部・男子)

 僕は元々大学進学をしたいというぼんやりとした目標を持っていましたが、高校2年になるまでは自分のやりたいことや、勉強したいことなどの明確な目標がなく、指定校推薦などでの進学を考えていました。僕が進路について考え始めたのは高校2年の5月ごろでした。進路を決める最初のきっかけは学校での進路行事で、様々な大学の学部紹介などを見て、進路を本格的に決めようと思いました。
志望校に合格するためにやってよかったことの1つ目は志望理由書です。志望校の総合型 選抜は志望理由書を重視する受験方法だったため、先生の協力のもと、長い時間をかけて志望理由書をつくることができました。志望理由書に限らず受験をするうえで自分がどんな人間かを説明できるようになることは重要なことだと思います。
 他に志望校に合格するためにやってよかったことは、自分に適した受験方法を選ぶこととスケジュールの確認です。僕は普段の授業や自分の勉強時間などを振り返り、共通テストや一般受験での合格は難しいと考えました。そのため、総合型選抜や指定校推薦、公募推薦などの受験方法で、できるだけ多くの回数受験をしてチャンスを作ろうと考えました。計画としては総合型選抜を受け、落ちたら公募推薦で受験をする。そこでも落ちたら志望校を諦め、指定校推薦の2期で受験をしようと考えていました。結果として最初の総合型選抜で合格することができましたが、それは自分の強みを活かせる受験方法だったからだと思います。
 僕の受験方法のスケジュールの重要なところは、すべての受験の予定が専願であるということです。この受験方法をするためには、自分がどんな人間かを説明できるようになっていて、かつ、志望校や学びたいことが明確になっていなければ合格は難しいと思います。
 大学進学を目指すのであれば、やりたいことがないまま受験をするのではなく、明確な目的をもって受験をした方が合格に近づくと僕は思います。もし、やりたいことが無い場合、自分自身の過去を振り返ってみてもいいかもしれません。

四年制大学 総合型選抜

「目標に向けて」

情報経営イノベーション専門職大学
情報経営イノベーション学部・情報イノベーション学科
(3年Ⅰ部 男子)

 私は、将来起業することが目標でした。
合格した大学は、専門学校以上の実習時間を基に、多くの学生が4年目に行う起業体験が大きな魅力でした。また実習を通して、確実な力を身に付けるシステムにも興味を持っていたので、高校3年間、とにかくこの大学のオープンキャンパスに参加し続けました。しかし、中学時代の成績は人並みで、欠席日数もかなり多かった私にとって、合格するまでの道のりはすべてが順風満帆だったわけではありません。ただオープンキャンパスで、大学講師の方に「推薦を狙うなら評定平均4以上、欠時数はほぼゼロが望ましい」ということを聞いてから、高校3年間は休まず、学業に全力を尽くそうと覚悟を決めました。オープンキャンパスでは名前を憶えてもらうくらい何度も参加しました。今思えば、この覚悟と行動が志望動機を固め、面接での自信を持った発言につながったのかもしれません。
大学では、起業に必要な能力を養い、簿記やファイナンシャルプランナー等の資格を取りたいと考えています。
来年度は皆さんが受験の番ですね。今現在、進路が決まっている人、迷っている人、様々な状況だと思いますが、やはり目標を持つことは大事ですよ。例え小さな目標であっても、そこに向け毎日ブレずに頑張ることで確実な力が身に付きます。自分の目標に向かって全力で頑張ることは楽しく、結果はどうであれ、悔いなく終わることも出来ます。 
さて在校生の皆さん、私の体験談を読んで、改めて自分自身の目標を見定め、進路実現を目指して頑張っていただければ幸いです。 来年度の健闘を祈ります。

専門学校自己推薦(AO型)選抜

「受験を通して大切だと思ったこと」

桑沢デザイン研究所 総合デザイン科
(3年Ⅰ部 女子)

 私は荻窪高校に入学する前から、美大か芸術系の専門学校を希望していたため、いくつかの美大や専門学校のオープンキャンパスに行きました。桑沢デザイン研究所はその中でも「自分に合った学校」だと感じ、志望校に決めました。受験までにやって良かったことは主に2つあります。どちらも基本中の基本の対策ですが、合格するには必要不可欠なことだったと思います。
1つ目は【学校説明会】に行くことです。私は、2年生の10月から受験がある当月までに開催された説明会の全てに行きました。専門学校、大学問わずほとんどの学校は来校した生徒の情報をデータとして保管しています。そのため説明会に言った回数が多ければ多いほど、学校側はそれだけ熱意のある生徒だと認識してくれます。また、何度も訪れた校舎だったので試験時は緊張を和らげることも出来ました。
2つ目は、学校の【理念】と【アドミッションポリシー】をよく読み、次にそれらと【自分との共通点】を探すことです。まず学校のことをよく知ることは大切です。学校資料を読む際は、つい学校にある学科やカリキュラムにだけ目がいってしまいますが、学校の創設理念や歴史についても読んでおくと学校への理解が深まり、志望理由書や面接時に役立ちます。
最後に、私が受験を通して大切だと思ったことは、自分がどんな人間なのかじっくり考えることです。何が好きなのか、やりたい事は何なのか。日常ではあまり深く考えていないことに今1度目を向けてみると、進学先を決めるヒントが見つかると思います。
受験生の皆さん頑張ってください。

学校斡旋就職

「内定体験記~自分の気持ちに素直に~」

タイヨー株式会社
(3年Ⅰ部 女子)

 私は、自分がどんな仕事に就きたいか、将来何をしたいかが全く決まっていませんでした。将来の夢なども無かったので仕事内容にもこだわりもなく、どこに就くか決めるのにとても時間がかかりました。ですが、職場見学先を見つけなければいけなかったので、まずは学校に届いた求人票をたくさん読みました。様々な分野の求人票を見て、おおまかに自分にできそうな仕事とそうでない仕事に分け、だんだんと候補を絞っていきました。放課後や休み時間など暇のある時は必ず求人票を見に行きました。ある程度候補が絞られたら、次に自分のこだわりのある条件と一致する仕事を探しました。ですが、完全に一致する仕事はありません。なので、妥協性をしっかり考えました。ですが、何より大切なのは、その会社で自分が成長できるのか、と、その会社で働いている自分のビジョンが見えるか、という事です。そのイメージを膨らませやすくする為にも、職場見学には必ず最低でも3社は行った方がいいと思います。
 私は部活動に入っているので、夏休み部活のない日に職場見学へ行ったり、学校へ行き求人票を見に行きました。
 夏休み後半は、おおまかに志望を絞り、面接練習に入っていきました。二学期が始まったら、部活動のない日はなるべく先生方と面接練習をするようにしました。
 内定を得ることができた最大の要因は、面接練習にあると思います。もちろん職場見学もとても重要だと思いますが、そこで学んだことや関心を持ったことなどを会社に伝えることができる場は面接時です。入社試験本番に自分の思っていることを伝えられなければ、今までの努力はすべて水の泡となってしまいます。ですので、面接練習は絶対に欠かせないと思います。
 4月からは新しい人生のスタートです。肩に力を入れすぎないよう、且つ、気をしっかり引き締めて、自分らしく第1歩を迎えたいと思います。これまでとは違い、周りに頼ってばかりではなく、自分に自信を持ち逞しくなれるよう精進します。
就職活動を控えている皆様。あまり重く捕らえすぎず、自分の気持ちに素直に就職活動に取り組んでください。大切なのは、自分のしたいことを自分で知っているということです。努力の先には必ず成果が待っています。これまでの頑張りを信じて、全力で立ち向かってください。応援しています

「就活体験記~励むこと~」

株式会社 源吉兆庵ホールディングス
(3年Ⅲ部 女子)

 私は勉強が苦手な為と早く社会人になって自立したいと思い就職することを選びました。
 私は最初どんな会社で働くか、なんの職業に就きたいか、とても悩みました。正直、内定をいただいた会社を選んだ理由は、特に強い理由などありませんでした。なので、まず職種を選ぶのに条件を決めて絞り込んでいきました。一つ目は自分の望む労働条件等、二つ目は自分は何が出来るか(スキル・アルバイトで得た経験)、三つ目は興味がどのくらいあるか。これらを条件として求人票の中から選んでいきました。
 就職活動はどの様なスケジュールになるか、まず七月から就職活動を始め、求人票が公開されるのでその中から職を決めていきます。それに伴い、七月から八月にかけて会社見学をしていきます。興味を持ったり気になった会社、いくつかの会社に見学をしに行きます。なので夏休みの期間は忙しくなります。八月末あたりに就職したいと決めた会社に向けて、履歴書を作成していきます。八月末から就職試験対策として面接の練習や就職先の試験内容に記入してあるテストに向けて勉強をしたりしていきます。 (例: 適応検査・SPIなど) そして九月中旬から企業の試験を受けていきます。
私が内定を得ることが出来た理由は私の周りにいた人達のお陰です。就職することについて何も知識のない私に先生方は1から丁寧に教えて下さいました。最初はとても不安でしたが面接の練習や履歴書の作成など色々と助けて頂きました。そのお陰で前向きに就職活動に取り組むことが出来ました。結果、内定を得られたのだと思います。
四月からは、仕事内容をしっかりと覚え会社に貢献できるよう周囲の方とのコミュニケーションを大切にし、一日でも早く新しい環境になれるよう努力を怠らずに過ごしていきたいと思います。
これから就職をする皆さん、最初は不安で前向きになれないかもしれませんが、周りにいる人を頼ってください。担任の先生や進路の先生方はきっと力になってくれます。色々な人に助けて貰いながら、後悔のないよう精一杯頑張ってください。日々の励みの先にはきっと良い結果が待っていると思います。