緑地計画科「桜プロジェクト」について
2022/07/21
緑地計画科で取り組んでいる桜プロジェクトについて紹介いたします。
桜プロジェクトとは??
長く愛されて、古木となった桜の木を「接ぎ木」という技法で、若返らせて更新する活動です。
今までに兵庫県神戸市の桜を始め、府中市・稲城市などで地域を見守ってきた桜を更新してきました。
現在は小金井市の「名勝小金井桜」の再生に取り組んでいます。
「名勝小金井桜」とは江戸時代中期に玉川上水に沿った堤防にヤマザクラが植えられ、
大正13年(1924年)に国の名勝小金井(サクラ)に指定されました。
玉川上水は江戸時代 慶応3年(1654年)に完成し、平成15年(2003年)に土木遺産として国の史跡に指定されました。
平成21年には小金井市により「史跡玉川上水整備活用計画」が策定され、名勝小金井桜の復活を目指す方針が示されました。
これに基づき、都立農業高校は「玉川上水・小金井桜整備活用実施計画~名勝小金井桜復活
↑接ぎ木講習会の様子↑
↓接ぎ木による遺伝子保存の解説はこちら↓
~桜プロジェクト年表~
〇2017年 プロジェクト始動 育苗試験
〇2018年 育苗・接ぎ木試験 府中市榊原記念病院(※実生) 植樹
〇2019年
・神戸市の街路樹(接ぎ木) 更新植樹
・府中市中央文化センター50周年 府中市の伐採された街路樹からの接ぎ木
・府中市栄町公園(接ぎ木)
・稲城市若葉台駅前広場(※実生)
・稲城市若葉台小学校 20周年記念樹 (※実生)
〇2020年 育苗・接ぎ木試験
〇2021年 府中公園 第50回 府中市民桜まつり 記念植樹
〇2022年 玉川上水堤防にて「玉川上水・小金井桜整備活用実施計画~名勝小金井桜復活プロジェクト~」
協定締結記念植樹
〇2024年 「名勝小金井桜」 名勝指定 100周年
※実生 種子から芽をだして成長した苗木