緑地計画科「ケヤキプロジェクト」について
2022/07/21
緑地計画科で取り組んでいるケヤキプロジェクトについて紹介いたします。
ケヤキプロジェクトとは??
京王線府中駅 大國魂神社に続く南北約600mの参道である、国の天然記念物「馬場大門ケヤキ並木」の保護更新活動のことです。
馬場大門ケヤキ並木の歴史は平安時代にまで遡り、1000本のケヤキが植えられたことが記録として残っております。
1924年にケヤキ並木としては唯一、国の天然記念物に指定され、今日まで市のシンボルとして多くの人に愛されています。
そんなケヤキ並木ですが、近年では古木化して樹勢の衰えが目立つようになり、寿命や病気など様々な要因から枯死したり、台風による倒木の危険性などから徐々にその数が減りつつあります。
平安時代から続く大切なケヤキ並木の遺伝子を、古木から採取した種子繁殖や、接ぎ木による栄養繁殖を用いて後世に繋ぐプロジェクトです。
現在、農業高校生と地域の小中学校の児童・生徒さんたちが協力して活動を行っています。
~ケヤキプロジェクト年表~
〇2018年 プロジェクト始動 種子の発芽試験
〇2019年 育苗試験
〇2020年 樹齢300年以上のケヤキから枝をもらい接ぎ木試験
〇2021年 府中市と「国天然記念物馬場大門ケヤキ並木保護更新プロジェクトに関する連携協定」を締結
協定締結記念植樹を実施 地元小中学校との連携開始
〇2022年 小中学校と並木に種子の直まきを実施
〇2023年 初めて並木への植樹を2本実施
〇2024年 馬場大門ケヤキ並木 天然記念物指定 100周年
~生徒によるプロジェクト活動 研究発表実績~
・JA 第5回全国高校生農業アクション大賞 認定
・学校農業クラブ 連盟大会令和3年度 意見発表会 東京都最優秀賞 関東優秀賞
・毎日農業記録賞 優良賞
・日本土壌肥料学会 高校生ポスター発表 参加 発表ポスターはこちら→土壌肥料学会発表ポスター (942.8KB)
・樹木医学科学会 第27回大会 高校生ポスター発表 参加 発表ポスターはこちら→ 樹木医学会発表ポスター (832.1KB)
詳しくはこちらをクリック→ケヤキプロジェクトこれまでの活動 (4.8MB)