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2026/04/01 校長室から
令和8年度のスタート 校長よりご挨拶
令和6年4月、第25代校長として着任いたしました。令和8年度で3年目となります。
本校は、明治42年(1909年)に東京府北多摩郡立農業学校として創立されて以来、117年にわたり、日本の社会と暮らしを支える人材を育成してきました。
時代や社会が大きく変化する中にあっても、本校は常に「人の生活に欠かせない分野とは何か」を問い続け、農業と家庭に関わる専門教育を一貫して推進してまいりました。
今日に至るまで受け継がれてきたのは、単なる技術や知識だけではありません。
「実際に手を動かし、考え、社会とつながる学び」を大切にする姿勢こそが、本校の歴史であり、誇りです。
現在、本校には、
都市園芸科・緑地計画科・食品科学科の農業系三学科、
服飾科・食物科の家庭系二学科を設置し、
理論と実践を往復する学びを通じて、高度な専門性と確かな実践力を育んでいます。
そのために、専門的な学びの前提となる基礎・基本の学力の定着を重視し、日々の授業や実習を通して、丁寧な指導を心掛けています。
「理論で学び、実践で確かめる」学びを大切にしながら、基礎から段階的に専門性を高めていくことで、無理なく確かな力が身に付く教育を行っています。
また、本校では、学んだ知識や技術を、実習・作品制作・発表・提案などの形で表現する機会を多く設けています。
こうしたアウトプットを通して、生徒は自分の考えを整理し、相手に伝える力を身に付けていきます。
失敗や試行錯誤も学びの一部として大切にし、教員が寄り添いながら、生徒の成長を支えています。
「学ぶこと」が、やがて「社会に生かす力」へとつながっていく、その実感を大切にしています。
本校ではスクールミッションとして、
- 人とのつながりを大切にし、地域社会に貢献できる生徒
- 創造力を発揮し、衣・食・住に関わる新たな提案ができる生徒
- 専門的な知識・技術を生かし、プロフェッショナルとして活躍できる生徒
の育成を掲げ、「夢を創造する農業・家庭のプロフェッショナル」という、生徒一人一人の将来像を明確にしています。
生徒の皆さんには、基盤となる学力と専門性を土台として主体的に学び、
Society 5.0の時代において、新たな価値を生み出し、社会に貢献できる人へと成長してほしいと願っています。
そして、本校での学びが、自らの夢を形にし、未来へ踏み出す確かな力となることを期待しています。
本校は、「衣・食・住」という、人の暮らしの根幹を支える分野を、総合的かつ専門的に学べる高等学校です。
卒業生が築いてきた伝統と校風を大切に受け継ぎながら、教職員一同、学校のさらなる発展に全力で取り組んでまいります。
本校の教育活動にご関心をお持ちいただけましたら、ぜひ一度、学校へお越しください。
皆さんとお会いできる日を、心から楽しみにしています。
令和8年4月
東京都立農業高等学校長
並川 直人
