教育目標・カリキュラム
教育目標
- (1)学校の教育目標
-
個性を伸ばし、社会に貢献する人を育てる。
重点目標
- 明朗性 健康で自信と希望に満ちた人生観を育む
- 自主性 積極的に努力し、粘り強く実行する力を育む
- 社会性 寛容で視野が広く、他人の立場を尊重する生活態度を育む
- (2)学校の教育目標を達成するための基本方針
-
- 自ら学び自ら考える力の育成を図るとともに、基礎的・基本的な学習内容の確実な定着に努める。
また、生徒による授業評価を活用した授業内容の創意・工夫に努める。 - 必要な授業時数を確保するととともに長期休業中や土曜日における講習を充実させ、学習欲の向上と家庭における学習習慣を確立させ、進路実現に必要な能力を身に付けさせる。
- 大学進学等の多様な進路希望に応え、教科指導、生活指導等との連携を密にしながら、3年間の系統的なキャリア教育の一層の充実を図る。
- 生徒を将来社会の一員としての自覚に基づいて行動できる人間として育成するよう地域貢献活動を積極的に実践させ、家庭及び地域と連携・協力した教育活動を展開することにより生徒の自己探求と自己実現を図らせる。
- 国際理解教育を推進し、異なる習慣や文化をもった人々の人権と生命を尊重する態度を育成する。
- 規範意識の向上を図るため、生活指導重点5項目を確実に指導し、自主性と自律性を育てる。また、危機管理意識を高めるため、防災教育や登下校時の安全教育を充実させる。
- 活性の高い教育活動を展開するために必要な環境を整え、施設・設備の充実を図るとともに、校内美化を徹底する。特に図書館では英語科の多読教材を充実させるための予算措置を積極的に講ずる。
- 本校の個性化・特色化を一層推進するため、入学者選抜(推薦による選抜)においては、文化・スポーツ特別推薦による選考を実施する。また、オリンピック・パラリンピック教育重点校の経験を生かし、障害者理解を図らせるとともにオリンピック・パラリンピックへの興味・関心及び理解を向上させるとともに、生徒の体力を向上させる。
- 自ら学び自ら考える力の育成を図るとともに、基礎的・基本的な学習内容の確実な定着に努める。
指導の重点
- (1)各教科・科目の指導
-
- オリンピック・パラリンピック教育を一層推進させる。スポーツを通じた社会貢献を推進していく姿勢を身に付けさせ、学校レガシーとするために、生徒の興味・関心を高める講演会等を実施する。さらに体育授業において体力向上を図り、不足している体力要素を部活動などで補うよう工夫する。
- カリキュラム検討委員会と各教科の連携を密にし、組織的な指導の充実を図る。また、各教科の指導に図書館を活用する。
- 学習と部活動の両立を実現するため、長期休業中の補習・講習と部活動の日程を整理し、組織的な指導を行うことにより講習参加者数及び講座数を増加させ、生徒の学力向上を図る。
- 学力の向上を支援するため、図書館・自習室の整備を継続し、生徒の自学自習の習慣化を図る。
- 成人年齢18歳への移行に伴い、議会制度や選挙制度の仕組みの基礎を理解させるとともに消費者教育を推進し、主権者としての政治参加の在り方や国民としての責任意識を高める。
- (2)特別活動の指導
-
- 授業やESSなどの活動を通じ、英語多読を推進し、英語教材の活用をより推進する。英語暗誦大会を実施し、言語活動の充実を図る。また、これを保護者や地域住民に公開する。
- 学校における基礎的な生活集団の単位であるホームルーム活動では、学習指導要領に則り、教科指導との連携を図りながら健全な生活態度を育成する。
- 生徒会活動では、教員の指導により自主性のある活動をさせる。また、学校生活の充実や改善を目指し、学習指導要領の示す望ましい人間関係を形成できる生徒の成長を促す。
- 学習指導要領の趣旨に則り、望ましい人間関係や広い視野をもった思考力、行動力などを育て、生命と人権を尊重する態度を育成するとともに、いじめ防止を徹底する。また、あらゆる機会を活用して国際理解教育を推進することで集団生活の充実や社会性の向上につなげる。
- (3)生活指導
-
- チャイムと同時に授業を開始し、時間を守る習慣を身に付けさせ、生徒の規範意識を高める。
- 自主性と自律性の涵養を重視し、基本的な生活習慣、社会規範意識の確立を図る。スクールカウンセラーの指導・助言を受け、家庭との連携を重視し、豊かな心の育成を推進するとともに、自殺防止のための教育を推進する。
- 防災教育の指導を充実させ、外部講師を招いた講演会などにより生徒及び教職員の防災意識を高める。
- 図書館職員と連携し、図書館の活用を促すとともに読書活動の推進を図り、各教科の課題図書も活用しながら、さらなる未読率の低下を図る。
- (4)進路指導
-
- 生徒の多様な進路希望や興味・関心に対応した教育課程を編成し、入学後の早い段階から適切な進路指導を行う。
- 大学訪問や大学教員による出張講義、本校卒業生による講演等を実施し、生徒の進路意識の高揚を図る。
- 全ての生徒の進路希望実現のため、面談週間を年間複数回設定し、個別指導などの創意工夫を凝らした指導に努める。
- (5)総合的な探究の時間・総合的な学習の時間
-
- 生活指導や教科「人間と社会」との連携を図りながら、思いやりの心や他を尊重する精神や態度を育て、道徳教育を推進する。
- 将来の職業を意識して自己の在り方・生き方や進路について考察を深めさせ、広い視野で柔軟な職業適性を考えるよう指導を実践し、キャリア教育を充実させる。
- 積極的に地域社会に貢献する能力や態度を育成するために近隣の小中学校との連携を密にする。また、地域清掃活動による奉仕体験活動等を継続する。
教育目標達成のための特色ある教育活動等
- (1)教育目標達成のための特色ある教育活動
-
- 大学進学対策の充実を図るため、予備校講師による出前授業(校内予備校)を積極的に実施する。
- 3学年の3学期にセンター試験対策特別期間を設け、集中的にセンター試験対策の演習及び講義を実施する。
- 中学生向けの体験授業や部活動体験入部をさらに充実させ、出前授業、講演会の要請にも積極的に応える。
- 年2回の知的好奇心セミナーを開催し、各分野における著名人を招いての特別公演を実施することで生徒の学びに対する好奇心や意欲を高める。
- 年度初め及び各学期末の年間計4回の自学自習ガイダンスの実施により、学習方法を学ばせるとともに、自ら学ぶ姿勢を浸透させる。
- 年4回の面談週間を設定し、早期段階からの進路意識の高揚、模試の結果の分析等に活用し、教科や学年での生徒の進路希望や成績推移の状況等を共有する。
- (2)学校週5日制への対応
-
- 土曜授業日に授業公開や中学生向けの体験授業を実施し、中学校や地域との連携を図る。
- 年間18回の土曜授業を実施し、年間を通じて授業回数の少ない月曜日の授業時数確保に向けて工夫する。
- 「勉強も頑張る部」の活動を活発化させ、部活動と学習の両立を実践させる。
- 公開講座の実施により、地域と一体の活動を展開することにより、地域に対して本校の活動をこれまで以上にアピールしていく。