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2026/08/18 在校生

東北フィールドワークを実施しました!

令和8年8月16日から18日までの2泊3日の日程で、3・4・5学年希望者を対象とした「社会科東北フィールドワーク」を実施しました!
生徒たちは宮城県・福島県を訪れ、東日本大震災からの復興の歩みや地域課題について学び、
防災・エネルギー・まちづくりなどのテーマについて理解を深めます!
 
【1日目】
朝、中央線の人身事故があったものの、7:50に全員集合することができ、東京8:07の新幹線に乗車することができました。
朝は校長先生も東京駅にお見送りに来てくださり、東北フィールドワークの目的の再確認と励ましの言葉をいただきました。
多少時間が押したものの、このあとの行程は計画通りの予定です。
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11:00予定通りに松島に到着しました。
天気も涼しく、日本三景の景勝地を堪能しています。スクリーンショット 2026-08-16 131032
東北巡検集合写真
 
松島では遊覧船に乗って松島の島を巡りながら、語り部の方から震災当時のお話を聞きました。
津波によって大切な人が一瞬で亡くなってしまう恐ろしさを感じつつ、
いつ起こるかわからない地震に対して常に避難方法を考えておくことの大切さ、今自分の周りにいる人たちを大切にすることなど、たくさんのことを気づかせてくれました。

12:30塩竈港
お昼は塩竈市で海鮮バーベキューを食べました。1時間でも食べきれないボリュームで大満足するとともに、新鮮な海鮮を食べられるありがたみを感じることができました。
 
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ここから名取市に移動して、津波によって多くの人が犠牲になってしまった閖上地区を巡ります。
バスの車内では、DVDを視聴しながら、震災当時の津波の様子を確認しました。
 
名取市震災復興伝承館では、閖上地区の被害状況や復興について学ぶことができました。
また、体験型の施設もありました。水深30cmの水が溜まるだけで、歩くことが困難になり、ドアを開けるのに36kg以上の力が必要であることを体験しました。
閖上地区には、震災後に建てられた住宅や建物で構成されたまちが広がっており、都内とは異なる景観を観察しました。
中には6階建の復興集合住宅があり、1階部分に部屋がなかったり、地域の津波避難所に指定されてたりと、地域の防災拠点となっていることを実際に目で見て学びました。
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仙台市荒浜では、震災遺構の住宅基礎跡を見学しました。
街が津波でごっそりなくなった跡地を真剣に見て回っていました。
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宿舎であるJヴィレッジに到着後、館内の注意事項を聞き、お世話になる宿舎の方に挨拶をしました。

ビュッフェの食事をとり、栄養をつけ、夜のワークショップに臨みました。
Jヴィレッジ職員の方から、福島の震災の経過やこの施設が果たした役割について学び、
福島県内に勤める日高先生の友人が震災に関する講話を行った後、熱心に質問する姿が見られました。
 
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【2日目】
本日は福島県の震災遺構を巡ります。宿泊したJヴィレッジからバスで浪江町まで向かいました。
 
途中に福島第一原子力発電所や第二発電所を車窓から臨みました。
原子力発電所の近くには中間貯蔵施設が設置されており、車両規制がかかっている箇所もありました。
浪江町に入り、東日本大震災・原子力災害伝承館を訪れました。
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1号車はフィールドワーク→施設見学、2号車は施設見学→フィールドワークという順番です。

フィールドワークでは児童全員が避難をすることができた、
浪江町請戸小学校や請戸小学校の児童が避難をした場所である大平山霊園を訪問しました。
教員と児童の迅速な判断や、避難訓練通りの行動により全員の命が救われてました。
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子どもたちだけでなく我々教員も、いざというときに適切な避難ができるよう、平時から避難訓練を実施すること、迅速かつ適切な判断が生徒の命を救うことなどを学びました。
 
浪江町は復興が着々と進んでおり、お米や野菜などの生産品も安心して食べられるようになっています。
自然災害を人の力と地元への愛で乗り越えていく、福島の人たちの力強さを感じることができました。
語り部さんからも、ものごとを『正しく怖れる』ために、正しい知識を身につけてほしいという言葉があり、
メディアの報道やインターネット、SNSの情報を鵜呑みにするのではなく、
フィールドワークを通じて現地の人の話を聞いたり、自分の目で確かめたりすることの大切さを学びました。

伝承館では、東日本大震災の概要や避難所、災害対策本部の様子、復興に向けた取り組みなどを学ぶことができました。
原子力災害の恐ろしさを知り、我々東京に住む中高生が何を伝承していかなくてはならないのかを、みんなで考えました。
 
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東日本大震災伝承館②
 
伝承館で昼食を取り、楢葉町へ戻ります。
 
14:00から楢葉遠隔技術研究センター(NARREC)を訪問しました。
瓦礫の道でも走行できるローバーやドローンの操作体験、原子力発電所の廃炉作業に活用するための様々な研究施設を見学しました。
VR体験では、福島第一原発の3D映像を通じて原子炉建屋内の構造や、燃料棒、冷却水などの配置を見ることができました。
燃料デブリの回収など、原子力発電所の収束作業に向けて様々な最新技術が使われていることを学びました。
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※施設内は撮影不可な場所もありましたので、写真は一部の活動のみです
 
その後は、道の駅ならはで買い物をしてホテルへ戻りました。

16:30からはホテルで一般財団法人楢葉町振興公社の平山様とワークショップを行いました。
『復興とは何か』というテーマで生徒たちと対話をしながら、楢葉町の復興の歩みをお話しいただきました。
復興の光と影に目を向け、福島から学んだことを身近なところで考えて欲しいというメッセージをいただきました。
ワークショップの中で「再生×新生」や「贅沢な復興と身の丈に合った復興」、「安全と安心」、「風評より怖い無関心」などというキーワードもいただきました。
講演のあとも講師の方への質問が絶えませんでした!
熊本の地震や千葉の豪雨災害など、いつどこで自然災害が起こるかわからない中、我々は何をしなければならないのでしょうか?
今回の巡検参加者には、フィールドワークを通じてインプットしたことを、日本やそれぞれの地域のもつ解決すべき問題、また学校生活での課題に対してアウトプットしていける大人になって欲しいです。
 
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【3日目】
いよいよ東北巡検最終日となりました。Jヴィレッジを後にし、久之浜ふれあい館へ向かいました。
バス車内では、この2日間でみた東日本大震災の被災地について振り返りながら、
久之浜で行うワークショップに向けて、自分たちができることを探していきます。
 
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9:00久之浜ふれあい館
4人の語り部の方々と防災士としても活躍している市議会議員の方、震災当時に災害対策本部でご尽力されていたいわき市役所の職員の方、震災当時は小名浜の小学生で今はいわき市教育委員会でご勤務されている方の計7名でワークショップを行いました。
 
初めは語り部毎に4つのグループに分かれて、東日本大震災当時の状況や若い子どもたちに考えて欲しいことなどをお話しいただきました。また、事前にお送りしていた本校生徒の質問に対してご回答をいただきました。スクリーンショット 2026-08-18 161402
原発について、様々な立場(立地自治体、近隣自治体、住民、首都圏、エネルギー事業者など)から、
多様な視点で考える必要があることを知り、大人たちが答えのない問いに対して色々な判断をしていることを知りました。
生徒の意見に対して講師の方から厳しいコメントもあり、原発問題を含む社会課題解決の難しさを体感していました。
その後は質問タイムを取り、行政や議員の方に聞きたいことをぶつけました。
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貴重なお話しをたくさんいただき、ありがとうございました!
 
 
11:30アクアマリンふくしま
最後の訪問地はいわき市にあるアクアマリンふくしまです。
東日本大震災のときに津波の被害を受け、多くの海洋生物が犠牲になりました。
その後の復旧が危ぶまれる中で、都内の水族館などが生き残った海獣を一時避難させるなど、水族館どうしのつながりによって被災から4ヶ月後に営業再開を果たしました。
福島県の復興・観光のシンボルとなる施設で、フィールドワークを締めくくります。
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東北巡検集合写真3日目
 
館内では、珍しい深海魚やトドなどの大型海獣、黒潮と親潮の潮目の魚たちを見学することができました。
 
13:00まるかつ
お昼ご飯は小名浜港付近の海鮮レストラン「まるかつ」で食べました。
食事後は女将さんから震災についてのご講演をいただきました。
 
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最後のバスの車内では、生徒一人ひとりがマイクを持って3日間の感想を話してもらいました。
引率の先生や添乗員の方からも熱い言葉をいただき、今回のフィールドワークをまとめました。
 
14:40にいわき駅に到着しました。体調不良者もおりません。
予定通り15:18発の特急で東京駅に戻ります。
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〈参加者振り返り内容(一部抜粋)〉
・他人ごとだった震災が自分ごとになった。
・当たり前の日常の大切さを実感した。
・ハード面での被害だけでなく、ソフト面や心情の被害についても知ることができた。
・語り部による講和やワークショップなど普通の旅行や校外学習では体験できないことができた。
・メディアを通してしか知らなかった震災について、自分の目で見て聞いて知ることができた
・津波の被害を自分の目で見て、改めてその恐しさを実感し、それを体験した人の想いを知ることができた
・立場によって原子力発電に対する考えが違うことを知ることができた。
様々な方々との対話を通じて震災復興の難しさを実感した。
・原子力発電に対する考えが変わった。
・防災や避難訓練に対する意識を変えたい。
・保護者からの話でしか知らなかった震災、震災を経験した最後の世代として、少し義務感を持って参加した。今回見たことを踏まえて自分たちだったらどう行動するかが大切だと感じ、能動的に行動できる人間になりたいと思った。
・震災一つで町が大きく変わってしまったことが印象的だった。
・知識をつけることも大事だけど、正解のない課題に対して自分の目で見て聞くことの大切さを学んだ。
・語り部さんの地元への愛を感じた。
・震災に対して参加する前と考え方が変わった。
 
 
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 予定通り17:40に東京駅に到着し、解散しました。
 
 15年前に起きた東日本大震災の被災地の現状を実際に見て感じたこと、語り部や講師の方々から聞いたお話など、このような巡検でしか学べない貴重な体験がたくさんあったと思います。
 東日本大震災をテーマに震災復興や防災などの答えのない課題について、現地の方々と一緒に対話を通じて考えたことは、国際社会のリーダーとして活躍する三鷹生にとってとても有意義な体験でした。教科・科目等の枠を超えて、教科書やインターネットでは学べない「本物の学び」を体験することのできる巡検となりました。
 この経験や学んだことを家族や仲間に伝えたり、自分の人生につなげたりしてくれると先生たちも嬉しいです。