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2026/03/25 在校生
甲府盆地勝沼巡検(フィールドワーク)で春の扇状地を観察しました!
2026年3月20日(金・春分の日)に甲府盆地勝沼巡検(フィールドワーク)を実施しました。
当日は有志9名が参加し、甲府盆地東部にある甲州市勝沼地区を歩き、地形や生活文化、産業、他地域とのかかわりなどに着目しながら歩きました。
8:30にJR高尾駅に集合し、中央本線に乗り、関東平野西端の八王子市高尾地区から関東山地に入っていきます。
車窓を眺めながら、相模川・桂川が形成する河岸段丘を観察し、甲府盆地に向かいます。

10:00
勝沼ぶどう郷駅に到着し、歩き始めます。ブドウ畑の前の間の道を進み、旧甲州街道に出ると、旧勝沼宿に到着します。
旧田中銀行などを外から見学し、この地が古くから地域の中心地であることを学びました。

段丘を下り、日川の河岸に出ると、無数に作られた水制や砂防堰堤がみられます。
礫を含む土砂が氾濫時に堆積することで、水田が広がっていた地域も桑畑や果樹園に転換していく歴史を垣間見ることができました。
11:40
シャトー・メルシャンワイン資料館で日本のワインの発祥地の一つとして、ワイン産業と地域の歴史を学びました。
日川にアーチ橋ができたことにより、自動車によるブドウ輸送を勝沼駅まで行うことができ、中央本線によって東京への大量出荷が可能になったようです。
さらに進み、中央道や国道20号線のバイパスに近づくと、自家用車で訪れやすい観光農園も多く立地していることを見学しました。
13:00
釈迦堂遺跡・パーキングエリアにて休憩しました。

その後、多くの地理の教科書にも掲載されている京戸川扇状地を歩き、扇頂まで向かいました。

モモやブドウなどの畑を進み扇頂まで向かうと、甲府盆地が一望でき、この日歩いてきた行程も見渡すことができました。
果樹園では、現地の農家の方にもお話を伺うことができ、シャインマスカットを生産していることや、野生動物が多く出るようになっていること、扇状地の下流の集落の住民が扇央や扇頂まで耕作に来ていることなどを学びました。
15:20
下岩崎のバス停で路線バスに乗り、大日影トンネル遊歩道入口まで向かい、大日影トンネル遊歩道を散策しました。
この遊歩道は、かつての中央本線の線路で、現在は使われなくなったため、遊歩道やワインカーブに利用されています。
気温が一定なトンネルを反対側まで進むと、勝沼ぶどう郷駅に着き、かつてのスイッチバック式の役の様子などを見学して、中央本線に乗り込みました。

17:40頃
高尾駅に到着し、解散となりました。
以下は、生徒の事後アンケートより抜粋したものです。
《学んだこと、興味を持ったこと》
・高尾からの中央本線は関東山地を進み、河岸段丘が多く広がり、平地が少ないことが乗っていて分かった。また、勝沼地区は近年観光用のぶどうの農園が増加しているが元は桑畑や水田であり、観光客の移動手段もモータリゼーションにより鉄道から自動車に切り替わっていることが学ぶことができた。
・小学生の頃から扇状地のことは知っていたが、実物を見るのは今回が初めてでそのうえ自分の足で歩くことができ扇状地の美しさを学ぶことができた。また、勝沼へ向かう途中でも河岸段丘やV字谷など教科書の写真で見るようなものを沢山見ることができて、意外と身近にあることを知れておどろいた。
・実際に扇状地に行ってみることで、礫の大きさが扇端から扇頂にいくにつれて大きいものになっていくことや、扇頂に行くにつれてばらばらの道が一つになっていくことが体験できて面白かったです。また、斜面になっている道を歩くことでスイッチバックなどの鉄道の仕組みも学べて楽しかったです。川の流れや用水路の作りが綿密に考えられていることを面白いと感じたので、自分の近所の道も歩いて、昔の背景なども知りながらよく見てみたいと思いました。
・一番興味を引かれたのは、レンガの積み方から影響を受けた国がわかるという点です。思い返してみると、これまでにもレンガの積み方が異なる建物を目にしてきました。今までは気に留めていませんでしたがこれからは意識して観察してみたいと思いました。
また、扇状地に果樹園が多いことは知っていましたが、実際に歩いてみると想像以上の多さで驚きました。その中でもそれぞれの農園が成り立っている様子を見ると、多方面で需要が高いのではないかと考えられた。農園の配置を含め、土地の利用方法がとても上手いと感じました。
《感想》
・生の扇状地が見れて感動しました。本当に別の道から上を目指しても1本の道に合流したことに驚きました。また、農家さんから山梨にも鹿や熊がでてきていたり、今朝8時から9時ごろに鹿がいたということを聞き、テレビの中の話だった動物とのかかわり方をより身近に感じました。
・実際に果樹園をされている方にお話を聞いたり、ワインセラーを見たり、貴重な体験ばかりでとても楽しかったです。行きの電車の中でも、景色の解説をしてくださり新たな学びになりました。
・晴れていて気温もちょうど良くて沢山歩けて、とても楽しい巡検だった。先生たちの解説だけでなく掛け合いも非常に面白く、ためになった。
・いつも教科書で見ているような扇状地を実際に扇端から扇頂まで歩くことができ、実際に見れてよかったが、旧田中銀行博物館やぶどうの国文化館が閉まっていたのが残念だった。次はぜひとも秋に行って葡萄を食べたい。