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2026/03/23 在校生
【理数】城ヶ島で地球の歴史を歩いて読み解く
2026年3月22日(日)有志の生徒10名(後期生2名、前期生8名)で、城ヶ島で地学巡検を行いました。
品川駅に集合し、三崎口駅まで京急線に乗車し、三崎口からは公共バスに乗り換えて城ヶ島へ上陸しました。
まずは灘ヶ崎に向かい、スコリア質砂礫岩とシルト質泥岩の互層を観察しました。
クリノメーターを使って地層の走向と傾斜を測定する実習も行い、北北西方向に走向をもつ地層であることを特定しました。
足元の地層にはたくさんの断層がみられ、正断層や逆断層の判断もできるようになりました。

観光橋付近の地層からはスランプ構造や共役断層などを観察し、圧縮場である城ヶ島の地質構造について学習しました。


島の南側へ向かい、西崎の磯では火炎構造や褶曲地形を観察しました。

海食崖に沿って岩場を進み、海食洞に入りました。
ここではSo凝灰岩層(ごましお凝灰岩)を観察します。
学校から持参したデジタル顕微鏡を使って石英や長石、輝石?などの有色鉱物が含まれていることを確認しました。

馬の背洞門ではクロスラミナなどの堆積構造の観察から、初声層と関東ローム層の不整合面の特定、東京軽石層の観察を行いました。
時間があったので、城ヶ島公園の展望台から、東側の波食台に降りて、午前中に観察した三浦層と初声層の違いを確認しました。
15:30に白秋碑前からバスに乗って三崎口に戻り、17:30に品川駅で解散しました。
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天候にも恵まれ、今年度を締めくくる充実したフィールドワークになりました!
初参加の生徒にも、フィールドワークの面白さを感じてくれました!
来年度は磯の生物観察なども交えて教科横断的な実習にしたいと思います。
<生徒の感想>
- 磯の地形を見る中で、その地形によってできた水たまりに取り残された海のさまざまな生物や、その水たまりができた地形のでき方、また、その周りの地形の層のでき方、その地形にある模様?のでき方がとても面白かったです。
- まず、地層が複雑だったり、植生が豊かで、鳥も多かったから非日常で楽しかった。また、地層を実際に見て、普段教科書で見てなんとなくしか理解できていなかったものを、深く理解することができた。
- 城ヶ島は、付加帯によって構成されているから、砂と泥などの堆積岩がメインだと学んだ。普段東京ではなかなかみられない地形、地層を観察できた。今回、実体験を通して得られた学びを、今後の探究活動に生かしていきたい。
- 今回の巡検で印象に残ったことは、クロスラミナやフレーム構造といった、今まで知らなかった堆積構造を学び、実際に生で見ることができたことです。また、磯でイソギンチャクやフナムシなどの生物を観察できたことも、とても興味深かったです。
- 自分が知らなかったクロスラミナや火炎構造、スランプ構造などを見て知ることができてとても面白かった。授業でやった簡単な知識も見て確認することができて興味深かった。
- 教科書や資料集に載っているような地質構造や堆積構造を直接見たり、触ったりしながら学ぶことができて楽しかった。文章だけでは理解できていなかった構造も、実際に見て説明を聞いたら、ちゃんと理解することができて、ためになった。見た目から岩石のおおまかな判別を行い、クリノメーターを使って走向と傾斜を測る実習もできて、とても貴重な経験になった。
- 今回が初めての巡検で緊張していたのですが、教科書上のものを実際に見たり触れたりすることの楽しさや理解の深まりを感じました。とても有意義な体験だったと思います。ありがとうございました。
- 巡検に参加したのは今回が初めてだったが、教科書で見たことや授業で習ったものを実際に近くで見たり触ったりすることができ、貴重な体験になった。とくにフレーム構造が印象に残っていて、まだ固まっていないシルトや泥の一部が浮き上がっているためできたと聞いて興味深く思った。
- クロスラミナや共役断層などの珍しい地形を多く見ることができ、来年度の予習にもなりとても勉強になった。また、プレートが動いたことによる影響を間近に感じ、地球の壮大さを深く味わった。三浦半島の先端で、普段行かない場所なので行くことができて良かったと思う。