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2025/08/27 お知らせ
【3学年】8月17日~26日 ニュージーランド海外異文化体験研修を実施しました!!
【8/17(日) 1日目】
8月17日より10日間、海外異文化体験研修を行いました!
この研修は、ニュージーランドにてホームステイ、マオリ文化体験を通じて視野を広げることを目的としています。
参加者60名全員が遅刻なく成田空港に集合し、出発式を行いました。
ニュージーランド航空の計らいで、「飛行機からニュージーランド研修はスタートしているので、機内食のオーダーも頑張って英語でやって下さい」とアナウンスがありました。
生徒たちは、緊張しながらもさっそく挑戦していました。
【8/18(月) 2日目】
朝8時にオークランド空港に無事到着しました。
ニュージーランドは特に食べ物の持ち込みが厳しく制限されているため、検疫で英語で何を持ってきたか細かく説明しなければなりません。
生徒らは協力しながら頑張っていました。
オークランドはあいにくの悪天候で、雨の中Mt.Edenを登りました。
マオリの人々が神聖な場所として考えていたクレーター、山頂から市内を一望しました。
昼食後、マイケルサベージ公園に向かいました。
交流校・オネハンガ高校に到着すると、雨上がりの虹の下で教員の方々に歓迎されました。
ウェルカムセレモニーのあと、ホストファミリーと初対面。それぞれの家庭で歓迎を受けたようです。
【3日目】
8/19(火) 3日目
本日より現地交流校オネハンガ高校にて授業体験およびESOLクラス体験(English Speaker of Other Language、非母語話者向け英語授業)がスタートしました。
オネハンガのバディと初対面し、1対1なので、主体的にコミュニケーションしなければならず、苦労していました。
緊張しながらも準備してきた英語表現を積極的に使っている生徒も多かったです。
数学の授業では微分関数など高校の内容を英語で学んでいました。
スポーツの授業では、バスケやサッカー、バレーを共に楽しんでいました。
ESOLクラスでは、単に英語を学ぶのでなく、NZの歴史や文化を新聞記事などで読みつつ、英語表現を学んでいました。
1日の終わりには、オネハンガバディともすっかり打ち解けている様子でした。
また、今日学んだ英語表現を、辞書をひきつつノートにまとめている生徒もいました。
迎えにきたホストファミリーともリラックスした雰囲気で話している生徒が多いのが印象的でした!
【4日目】
8/20(水) 4日目
本日は授業の予定でしたが、NZ全土で教員ストライキのため休校となりました。
そのため、午前はオークランド大学のキャンパスツアー、午後はマオリ文化体験とゲストスピーカー講演になりました。
大学へ向かう前に、全員で合唱練習に取り組み、本校社会科教員による団体行動権に関する特別講義を行いました。
教員ストという日本で起こり得ない貴重な状況で、その背景には何があるか生徒らが考える機会となりました。
オークランド大学では、ボランティアの現地大学生のガイドで大学構内を見学しました。
構内で、マオリコミュニティの集会所であるマラエや、アイランダーのトーテムポール、キリスト教教会、イスラム教モスクを見学し、多文化主義を直に感じることができました!
午後は、マオリの伝統的な踊りであるポイを体験しました。
まず、踊りに使用するポイ(紐付きボール)を毛糸と紙で手作りしました。
その後、伝統的な音楽に合わせてみんなで振り付けを学びました。
続いて、ゲストスピーカーの加藤ゆかり様に、海外進学や海外でのキャリアについてお話をうかがいました。
翻訳論/通訳論をオークランド工科大学大学院で学ばれているとの事で、この時代に英語を学ぶ意義についてもお話しを頂きました。
生徒から、英語の勉強法、進路選択からおすすめのNZ土産まで幅広い質問が飛び出しました。
【5日目】
8/21(木) 5日目
本日はオネハンガ高校で終日授業がありました。バディと一緒に授業を受けたり、ESOLクラスで集中的に英語を学びました。
何人かの生徒は、だいぶ聞き取るのは慣れてきたと話していました。
放課後、学んだ英語を書き出したり追加で学んでいる生徒の姿が増えてきて、限られた時間を最大限有意義にしようしていました。
マオリ文化だけでなく、パシフィックアイランダーと呼ばれる国々の文化も大切にしている、
オネハンガ高校の恒例イベント「トンガウィーク🇹🇴」のパフォーマンスが行われました。
また、休み時間に校庭で、離任される先生のためにサプライズでマオリのハカのパフォーマンスもありました。
同世代の生徒による伝統的なダンスや歌は、映像では伝わりきらない迫力があり、生で鑑賞できたのは貴重な経験になったと思います。
【6日目】
8/22(金) 6日目
本日は学校が祝日で休みのため、午前は三鷹生60名でオークランド植物園/博物館へ行きました。
植物園では世界中から集めた植物に加えて、ニュージーランド固有の植物を鑑賞しました。
博物館では、旧日本軍のゼロ戦等戦争に関する展示、恐竜の剥製など自然史の展示を中心に鑑賞しました。
また、本館の目玉であるマオリ文化ショーも鑑賞しました。
事前に鑑賞ルールの説明があり、神聖な儀式である旨が何度も強調され、生徒らは緊張感をもって、ハカの迫力に間近に触れていました。
また、本物のポイを観ることも出来ました。
昼食をはさんで午後は、オークランド中心地の対岸にあるデボンポートを訪れました。
デボンポートは、ヨーロッパ人が入植し始めた土地で、19世紀末の街並みが保存されており、ニュージーランドの歴史が感じられる町でした。
海軍の要塞の跡が残るマウントヴィクトリアに登り、オークランドの街全体を眺めました。
研修も残すところあと4日、明日はホストファミリーと過ごす最初で最後の週末です。
生徒たちは、ホストファミリーとすでにスケジュールを話しており、とても楽しみにしているようです。
【7-8日目】
8/23(土)-8/24(日) 7-8日目
週末の二日間、生徒はそれぞれのホストファミリーと観光やショッピング、ハイキングなど充実した時間を過ごしたようです。
天気にも恵まれ、ニュージーランドの自然に触れた生徒も多いようです。
【9日目】
8/25(月) 9日目
オネハンガ高校最終日の今日、午前は授業体験/ESOL授業でした。バディとすっかり打ち解け、談笑する姿が見られました。
お昼は、フェアウェルランチということで、バディとともに中庭でピザを食べました。
そしていよいよフェアウェルセレモニー。
1人ずつ修了証と、ポナムと呼ばれるニュージーランドのグリーンストーンのネックレスを授与されました。
呼名のたびに参列したバディから拍手喝采で、3日間の限られた交流期間でも深い関係が築けているのが分かりました。
三鷹生より感謝の意を込めて、合唱祭の課題曲と校歌を合唱しました。
また、代表生徒より御礼のスピーチを行い、全員の「ありがとうございました」でオネハンガとの交流を終えました。
【10日目】
8/26(火) 10日目
朝6時すぎ、ホストファミリーの送迎でオネハンガ高校に集合し、ホストファミリーとハグしたりお別れを告げ、オネハンガを後にしました。
オークランド空港で解散式を行い、引率の小美野副校長より本研修を総括するお話を頂きました。
代表生徒はスピーチを行い、帰国後も今回の経験をそれぞれ活かしていくことを確認しました。
また、10日間の研修を常に支えて頂いた添乗員の方へ全員でお礼を伝え、ニュージーランドを飛び立ちました。
本研修のはじめは、現地生徒との距離感を掴みきれなかったり、店員との英語のやり取りに慣れず、様子を見る生徒が多い印象でしたが、
最終日は自信をもって英語でコミュニケーションを取ろうとする姿勢が多く見られました。英語を学ぶモチベーションが上がったという生徒の声もありました。
また、マオリ文化について理解を深めただけでなく、ホストファミリーとの日常生活の中でも、様々な異文化に出会い、たくさんの発見があったようです。
今回の研修で感じたこと、気づいたことを糧に、大きく成長してもらえればと思います。