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2024/06/10 お知らせ

5学年「地理探究」で学校周辺のフィールドワーク(巡検)を実施しました!!

2024年5月25日(土)の1・2限と3・4限に5学年の地理歴史科「地理探究」の授業内で、学校周辺のフィールドワーク(巡検)を実施しました。 

地理担当の教員が案内し、生徒は地域を観察し特徴を考え学校がある三鷹市新川地区を徒歩で巡りました。 

まず、訪れた仙川平和公園では、武蔵野地域で活躍した長崎県島原半島出身の北村西望に関連した「平和の像」や、

ちょうど79年前の1945年5月25日の空襲で焼けた「プラタナスの木」みながら、

学校がある場所一帯がかつて中央航空研究所だったということを確認しました。

その後多摩川水系の仙川に沿って歩き、享保年間の庚申塔を確認し、柴田勝家の兜が納められている勝淵神社に向かいました。

現在は丸池公園が隣接していますが、古い空中写真や地図を確認すると、この周辺一帯は湧水帯で水田が広がっていたことがわかります。

一方で、川の対岸の「新川団地」は、周囲より少し標高が高く、かつては畑や屋敷が広がっており、

当地に「島屋敷」という地名が残っていることも納得できたことと思います。

仙川から少し標高が高い北側へ移動していくと、野菜畑や果樹園、麦畑などが多く見られます。

生産緑地制度を利用しながら、近郊農業・都市農業を行っている地域だということも観察しました。

夏野菜が成長してきており、麦畑では穂が垂れ、収穫間近であることもわかりました。

東八道路では「ロードサイド型店舗」が多く立地していることを確認し、東京郊外のモータリゼーションの進展について考えました。

最後に人見街道沿いの新川宿地区に向かい、品川用水や仙川用水の跡地を見学し、学校へ戻りました。 

今回の巡検が生徒の地理的な見方や考え方を養い、学校周辺についての理解を深めるとともに、

他地域との比較の際の「ものさし」になってもらえればと思います。 

 

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