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2023/01/06 イベント
伊豆大島ジオパーク巡検「目からウロコの火山島!」を実施しました!
12月26日(月)~27日(火)で、4・5年生の希望者を対象に、伊豆大島ジオパーク巡検「目からウロコの火山島!」を実施しました!
放課後等を利用して校内で事前学習をし、巡検に臨みました。
夜19:30に学校に集合し、出発式を行った後、バスで竹島桟橋に向かいました。
竹芝桟橋で「さるびあ丸」に乗船し、27日(火)朝に伊豆大島・岡田港に到着しました。
現地では、4グループに分かれてジオガイドの方の案内で、三原山の登山を行いました。
パホイホイ溶岩とアア溶岩の違いや火山地形のでき方を考えたり、植生の遷移や山頂から見える伊豆諸島や富士山を観察しながら約4時間程度のコースを歩きました。
4グループに分かれて登山
溶岩が織りなす地形や三原山の火口を実際に見学
最高の天候で、全員が無事に三原山のお鉢巡り(火口を1周するコース)を乗り越えることができました。
帰りは元町港からジェット船に乗り、予定通り16:30に竹芝桟橋に到着しました。バスで学校まで移動し解散です。
生徒たちは実際に火山島の姿に触れ、多くのことを学んだようです。
以下、生徒の感想や学んだことです。
- 普段見ることのない景色を体感できてとても楽しかったです。 固まった溶岩に実際に触れることができてとても良い経験になりました。
- 普段あまり触れない分野にこういった機会で体験することが出来て良かったと思う。自分の中で新たな興味関心が湧いた。
- まず大型の客船に乗って長時間移動したのは初めてだったので、とても楽しかったです。夜の海上の星は普段じゃ見れないほどたくさん見えてきれいだったので感動しました。大島に到着してからは、東京とは思えないほどきれいな水平線と富士山と火山を見ることができて本当に感動しました。初めてのことばかりでとっても良い経験ができたと思います。こういう火山ツアーみたいなのもう一回行きたいです。
- 船舶からジオツアーまでどれもとても楽しかった。 特に三原山は学びが多いのはもちろんのこと、天気が完璧だったので景色がすごい美しかった。 次の機会があればまた参加したい。
- 大地が活動しているその最前線に行き、自然の壮大さを知り、体感できた。また、船でも夜景を見たり、みんなで星を眺めたりするなどとても楽しく様々なことを学ぶことができた。最高に濃密な23時間を過ごせた。
- 大島について知らなかったことをたくさん見れたり聞けたりして充実した巡検だった。
- 大変良い経験をしたと思っている。思っていたより歩いたが、三原山の火山を自分の身で感じることができた。
- 富士山とても感動しました。また三原山思ったより辛い登山だったのですが、発見が多かったので、おもしろかったです。
- もともと地質について勉強するのが好きだったが、間近で火山の溶岩を見たり触れたりする機会は初めてだったのでとても楽しかった。今後の勉強に生かしていきたいと思った。
- 今回の巡検では、朝早く起き、主に午前中に活動して、昼過ぎに帰るというスケジュールで、こんなにも充実した1日を過ごせるのは、すごい発見だった。また、その内容も、普段では味わえない地球や自然の力を感じられるものとなっていて、あの小さい島から様々なことを学べて、本当に、とてもよい機会になった。あと、船からの星もとても綺麗だった。
- ジオパークのガイドさんのおかげで色々なことを教えてもらえてとても勉強になった。冬だったこともあるが、空気が澄んでて天気も良く、景色がとてもきれいだった。
- 船で泊まったり三原山でガイドさんの話を聞いたりという貴重な経験が出来て楽しかった!
- 実際にカルデラの中で、火山の火口を見るという体験はなかなか出来ないと思うのでかなり印象に残る体験となった。
- 人間は自然に対して無力だと思った。
- 離島に行くのが初めてでとても楽しかった
- 夜、船の看板から久しぶりにきれいな夜空をみることができてとてもよかった。パンフレットも英語版と日本語版とあって比べて見るのが楽しかった。とても楽しく、いい経験になったので、参加してよかった。
- 活火山を見たり砂漠をみたり、船内泊をしたりと様々な貴重な体験をすることができ充実した24時間だった。
- 普段あまり触れない分野にこういった機会で体験することが出来て良かったと思う。自分の中で新たな興味関心が湧いた。
- 土地のでき方や実際の雰囲気など、見て歩いて学べるのが楽しかった。自分で船に乗って島にまで行く機会なんてないので、このようなフィールドワークがあってよかった。
- 今回の巡検を通して、火山の面白さを少し学べたと思います。授業で習ったことが少し入っていたり、文字でしか聞いたことなかったようなことが自分の目で見ることができてとても感動しました。溶岩には2種類あって、どちらもハワイの言葉であることを初めて知りました。火山から煙のように蒸気が出ていたり、同じような植物が生えているのを見て、ガイドの方に説明されて原理を知ったり歴史を知って改めて地球の力に感動しました。
- そこに石が、山が、島があるのには必ず理由があるというのを今まで意識していなかったが、地球ってすごいなと思った。アア溶岩やパホイホイ溶岩の違いも肌で感じて理解することができてよかった。
- 溶岩に興味をもてた。溶岩の種類で様々なことが考察できるのが面白いと思った。 縄状溶岩(パホイホイ溶岩)が特に印象的だった。溶岩の種類についてもっと知識を広げたい。
- 今回の大島巡検で、三原山について様々なことを学びました。 まず、大島は山頂に向かって高くなっていると思っていたのですが、事前学習の地形図によりカルデラになっていることを学びました。 次に、ガイドさんの説明により、白い穴の空いている石を軽石と言い、黒くなるとスコリアと言うことを知りました。 大島の登山道は手のひらサイズから指の先ほどのサイズまで石がころがっていて、足を取られることもあり大変でした。 最後に、更に調べてみたいことは大島の周りの島々についてです。ガイドさんが富士山と三原山の割れ目が延長線上にあると教えてくれた時、地球が繋がっていることを改めて感じられ、そのスケールの大きさに感動したからです。
- 今までは一つの火山からは同じ種類の溶岩しか流れないと思っていたが、今回伊豆大島にはアー溶岩とパホイホイ溶岩の2種類があると知って非常に驚いた。二つの溶岩は触った感触も硬さも流れ方も全く違って、これらが混ざり合って重なって一つの島を形成していることに自然の壮大さや奥深さを感じた。また、溶岩に覆われ、何もないところからイタドリやヤシャブシなどがでてきて、コロニーを形成し、森を作るという一連の流れも見ることができた。そして、パホイホイ溶岩は滑らかでちょっとした凹凸にも影響を受けるという特徴を理解し、少し高台に社を建てた先人たちの知恵にも感動した。この巡検を通して、地質や周りの環境に適応した植物についてその特徴を調べてみたいなと思った。
- 地球は生きていることを実感できた。特に火口の迫力は凄まじく、圧倒された。自然は力強く、溶岩で焼き枯らされても芽を生やし、草木が茂っていくのには驚いた。
- 実際に火山の噴火口、三原山のマグマが流れた跡の黒い線を見て、噴火の威力や自然の力を感じた。アア溶岩とパホイホイ溶岩は触り心地、色が全然違って、 ほぼ同じところでできた溶岩なのに、こんなにも変わることなら驚いた。
- 小笠原諸島から富士山にかけて一直線につながっていることを体感できた。また、溶岩から当時のマグマの流れ方が分かることを初めて知った。今後は伊豆大島の植生について詳しく知りたいと思った。
- 三原山のカルデラの植生の違いを初めて知り、興味深いと思った。火山灰が積もった年代によって、植生が全然違っていて、昔の方が森になっていたり、最近の土壌では、まだ背の低い植物が育っていたりと、狭い敷地の中であんなにも植生が変わっているんだなと、自然の力に驚かされた。
- 近くに約40年ごとに噴火する活火山があることを初めて知った。また、火山の火口がこんなにも雄大で美しいものだと知らなかった。大島は東京から2時間で行けるのにも関わらず、人口は1万人から七千人に減り、観光客は80万人から20万人に減ったことを知り、もっと魅力が伝われば観光客も増えると思うが、今の静かな環境も守っていくべきだと思い、観光業の難しさを知った。ガイドさんにいろいろ質問して、普段は別の仕事をしていて個人でガイドをしていると知り、それだけ大島に魅力があるのだと思った。
- 東京都の諸島に行くのは初めてだったのでほとんどが新しい発見だった。 船で一泊することも初めてで、船が夜中に停泊してることも知らなかった。 火山を登る(歩く)のも初めてで溶岩を近くで見れたのが新鮮だった。玄武岩は流紋岩とは異なって近くで見たりさわったりすることができるから貴重な体験だったと思う。最後の噴火から月日が経ってもはっきりと溶岩が残っていたので当時の様子が今でも鮮明に見えた。また、今回の学びとして、単に三原山を知っただけでなく、現地のガイドさんのお話なども含め自分たちの地域や国を後世や遠くの人に語り継ぐ事の醍醐味を学んだ。大島だけでなく地元や日本の良さや歴史をガイドさんのように伝えられる人になりたい。
- 同じ山でも場所によって流れた溶岩の種類が異なり、地面の石が変わるということを知った
- 今まで遠い存在であった島嶼部の暮らしが、かなり身近に感じられた、 また、生きている火山のエネルギーを感じることが出来た。
- 溶岩流の跡や深くて巨大な火口などを見学し、伊豆大島はもともと3つの島だったが1つになったことやプレートの動きにより毎年4センチずつ本土に近づいていることなどを知り、自然の雄大さを感じることができました。
- 数十年から数百年おきに噴火を繰り返していて噴火の兆しは山から出ている湯気の色などから推測できるということを知った。噴火によって溶岩が固まりその隙間に種が入れるようになり緑が増えていったなどの歴史も知ることができた。
今回の巡検で学んだことを、日々の生活やこれからの学習活動に活かしていきましょう!