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2022/12/16 イベント
【理数研究校】国立天文台の事業「ふれあい天文学」の講演会を実施しました!
11月24日、今年も国立天文台の事業「ふれあい天文学」から講師の先生をお招きし、3年生にお話ししていただきました。
今年の講師の先生は、現在国立天文台の名誉教授の家正則先生です。
家先生のご専門は、天文学の中でも銀河の研究で、遠い銀河を見つけるために、ハワイにあるすばる望遠鏡の建設にご尽力されました。
そして実際に2006年当時もっとも遠いところにある銀河(130億光年)を見つけることに成功されました。
また、望遠鏡の性能がもっとよくなるような装置を開発して、すばる望遠鏡の視力が10倍になることに貢献されました。
これらのご功績により、この秋に瑞宝重光章(ずいほうじゅうこうしょう)」を受章して、皇居で天皇陛下にご挨拶をされたのとのことです。
上皇、上皇后陛下には御進講で40分間の宇宙のお話をされたこともあるそうです。
今回は、「宇宙の中の人類」という題で、宇宙の歴史や地球と人類についてお話いただきました。
この100年で歴史的に大きな変化があり、宇宙の理解も深まったこと、遠くの銀河を見ることは昔の宇宙を知ることにつながること、すばる望遠鏡での裏話、また、人類の文明はいつまで続くことができるのか、などのお話もありました。
家先生から、事前に講演に関わるキーワードを出していただき、生徒たちは班ごとにキーワードについて調べ学習をして、講演に臨みました。
生徒たちは、調べ学習では知りえないお話を聞くことができて、とてもよい経験になりました。