高校生直木賞

2024/06/04

<<高校生直木賞>>

高校生直木賞とは、全国の高校生たちが集まって議論を戦わせ、直近一年間の直木賞の候補作から「今年の1作」を選ぶ試みです。第11回を迎える今回は史上最多の46校が参加し、5/19(日)に文藝春秋社で行われた全国大会では、本校の他に麻布高等学校、渋谷教育学園幕張高等学校、慶應義塾湘南藤沢中等部・高等部、灘高等学校、東京都立西高等学校など地方予選を突破した19校が集まりました。

会場では4冊に絞られた候補作について議論が交わされました。本校では、明治後期の北海道の山で、猟師というより獣そのものの嗅覚で獲物と対峙する男の生きざまを描いた『ともぐい』を推薦しました。代表の小林さんは、「物語に没入してしまう」迫真の描写力が他の候補作を凌ぐという点を主張し、多くの賛同を得ていました。議論は、「そもそも高校生直木賞とは」から展開し、読書になじみのない生徒に薦められる作品がいいのか、読後に何か得られる作品がいいのか、大人になってからまた思い起こせる作品がいいのか、各校、様々な観点から主張をぶつけ合いました。

4時間近い討論を経て、第11回高校生直木賞は『ラウリ・クースクを探して』(宮内悠介)に決まりました!
最後に宮内悠介さんへの電話インタビューや参加者同士の懇談会が行われ、本好き同士、なごやかな時間を過ごしました。

高校生直木賞公式サイト

公式サイトには、参加校の紹介や過去に参加した生徒の声が掲載されています。当日の議論の内容は、素敵なグラフィック・レコーディングでも確認できます!

2024高校生直木賞全国大会1

<候補作>

 

<グラフィック・レコーディング>

高校生直木賞2024高校生直木賞全国大会 グラレコ1

高校生直木賞2024高校生直木賞全国大会 グラレコ2

高校生直木賞2024高校生直木賞全国大会 グラレコ3

高校生直木賞2024高校生直木賞全国大会 グラレコ4