PIGEONS夏季合宿報告
2025/08/18
PIGEONS夏季合宿報告
去る7月19日から22日まで新潟県南魚沼郡湯沢町へ、夏季合宿に行って来ました。アイスもお菓子も炭酸飲料も禁止、輪番で洗濯した練習着を自分で干し、輪番で食事の準備をし、毎朝布団をたたみ、他人が脱いだスリッパや他人が濡らした洗面台も整理整頓し、ホテルの方やバスの運転手さん、練習施設のアリーナ、バスケットゴールにもひとつひとつきちんと挨拶・お礼をしてきた4日間。先輩に教わって「食事の準備ができました。」「ミーティングの準備ができました。」と、部屋に報告に来てくれるだけでなく、合宿の引率を長いことやってきた私が今回初めて経験したのは、朝6:25に「先生、全員揃っています。」という報告でした。前夜に玄関集合と伝えてあったのですが、ゲレンデの麓に全員集合していたのは、去年経験した2年生が「今年もゲレンデに登って今日の目標を叫ぶのだろう」と、先を読んで顧問の思考の上を行く行動から来たもので本当に驚きました。
そして、体力は限界だと思えども最後の力を振り絞って大声を出すことで、さらにまた仲間も自分自身ももう一歩、もう一往復走ることができるということを体感した4日間。自分が声を出せば出すほど、仲間の声援も増えていくんだということを味わった4日間。手を抜かず、どんなに苦しくても逃げ出さず、根性と仲間のハイタッチさえあれば最後まで走り切れるということを学んだ4日間でした。何より、6月に引退した3年生の存在がこの合宿を通しても大きかったように思います。アシスタントコーチとして帯同し技術面生活面をサポートしてくれた先輩。合宿前日に1年生だけ招集し「長坂先生がみんなを合宿に連れて行ってくれる本当の意味」を説いてくれた先輩、家族と共に差し入れを持ってギンレイ体育館に来て練習に参加してくれた先輩、最終日にチームの帰りを待ち受けて、到着したバスからチームの荷下ろしを手伝ってくれた先輩たち。本当に引退してもなお、3年生の背中は大きかったです。
これから全国定通の運営スタッフやTAMAリーグ、秋の新人戦と行事をこなしていく中で出会うであろう審判、相手チームのH.C、役員の大人たちの前でもきちんとした立ち居振る舞いができる子供たちなので、是非応援よろしくお願い致します。
・・・と同時に、せっかく合宿で取り組んできた家事や、靴・スリッパ等の揃え方をどうかご家庭でも実践させてくださいますよう、お願い申し上げます。
陣中見舞いに駆け付け、差し入れを持って来てくださった3組のご家族の皆様、本当にありがとうございました。