2023/03/28 理数教育

令和4年度理数研究校企画　講演会「宇宙・星・生命：その謎に挑戦する」

理数研究校企画として、令和5年3月17日(金)に、国立天文台教授の川邊さまをお招きし、講演会「宇宙・星・生命：その謎に挑戦する」をしていただきました。

天文学は、物理学はもちろんのこと、生物学とも密接に関連しています。この50年で宇宙物理学が解明した宇宙の始まりや巨大ブラックホールの存在、太陽系外の惑星の発見などについて、まずはお話しいただきました。そして、宇宙と人との「深〜い」繋がりや、物理学(特に素粒子物理学)とも密接に関連する宇宙の究極の謎、そして謎の究明に取り組む研究の最前線をやさしく紹介していただきました。

生徒の感想

★最初から最後まで興味深いお話ばかりでした。なによりもお話されている川邊先生から、天文が本当にお好きなんだなという熱意のようなものを感じ、終始引きこまれました。好奇心がモチベーションになる私にとって、「あと50年後はもっと研究が進んでいると思うから、論文を読んだりするために長生きしたい」とおっしゃっていた川邊先生に、進路の選択肢が多いこの時期にお会いできて刺激をいただきました。日本はほかの国と比べ、宇宙人の存在に懐疑的な部分があると思います。しかし講義でおっしゃっていた生命の可能性は想像よりも多く、いつか地球外生命体が具体的に発見できる日が来るかもしれないと思うとどうしようもなくわくわくしました。機会があれば、「体がばらばらにならないのは電磁気のおかげ」というスライドについて詳しく聞いたり調べたりしたいです。とても楽しい時間でした。ありがとうございました！

★天文学はあまり関わりがなく、内容が理解できるかが不安でしたが、細かく説明していただいたので、大体を理解することができました。また、天文学だけではなく物理のこともお話ししていただいたので、さらに知識を深められて、楽しかったです。

★宇宙については星の名前を少し知っているぐらいで、天文学についてほとんど詳しく知らなかったのですが、今回の講演を聞いて天文学の広さ（すごさや大きさ）に驚きました。また、今まで何となく思っていた宇宙・星の謎について知ることができ、とてもよかったです。