校章

都立白鷗高等学校・附属中学校

卒業生紹介

山田 佳怜 12期卒業生

カリフォルニア大学バークレー校

 海外からの短期留学生の受け入れや、中学3年生の海外研修旅行など、白鷗で過ごす時間はグローバルな視点を養う機会に溢れていました。Diversity Café で実際に海外大学に進学された先輩からお話を聞いたとき、「海外大学進学」という進路をぐっと身近に感じたのを覚えています。
 高校1年生の夏からは、東京都教育委員会が実施する次世代リーダー育成道場に参加し、米国ミシガン州の高校で7カ月ほど学びました。この経験が「再びアメリカに帰ってきて勉強したい」とカリフォルニア大学に出願するきっかけとなりました。
 実際に受験が本格化すると、周囲に海外大学進学を希望する人もなく不安でいっぱいの日々でしたが、そんな中でも、白鷗の先生方にはたくさんサポートしていただきました。アメリカの共通テストのような試験であるSATに向けた勉強では、分からない箇所をたくさん質問し、その度に放課後も含めて納得できるまで教えてくださいました。また、受験では、奨学金の出願に始まり、大学出願まで、様々な書類の作成をお願いしました。考査前のお忙しい時期とも重なり、全て英語での作業だったにも拘わらず、先生方には嫌な顔一つせず協力していただき、感謝しかありません。
 私はこれからカリフォルニア大学で学び、将来は世界に通用する研究者となれるよう頑張りたいです。白鷗は、今私がこうして歩んでいる夢への道筋を与えてくれた学校です。是非皆さんにも、白鷗を目指して、自分の夢をつかんでほしいと思います。

佐々木 勇気 3期卒業生

プロ棋士 七段

佐々木 勇気の写真

 社会に出るということは、自分の行動に責任を持つこと。思っている以上に試練が多いです。また、受動的になりやすく、日々のモチベーションを保つのが大変かもしれません。それでも、そういう場面こそ、白鴎生が持ち前の「開拓精神」で切り拓いていってほしいと思います。今勉強が苦しくても、今後、本質を見抜く力が役に立つと思って励むことが出来るのが、白鷗生の強さです。
 受験生の皆さんと白鷗生にアドバイスできることがあるとすると、10代の若さというのは輝いています。失敗してもやり直せますし伸びる時期です。だから毎日の習慣、積み重ねは非常に大事です。1日2時間必ず〇〇をすると決めて1ヶ月実行できたなら自分を褒めてあげてください。携帯をいじったり、やりたいことは色々あると思いますが、時間は出来るだけ自分の成長のために割いてほしいと思います。
 成人年齢が引き下げられて18歳から大人の仲間入りになるので、中学・高校の6年間は今まで以上に大事になると思います。学生時代は自分中心で考えがちですが、白鷗には経験豊富な先生が大勢いらっしゃいます。その言葉に耳を傾けるとともに、本音で話せる友達がいるという環境で視野を広く持てるようになってほしいと思います。白鷗でのすべての出会いは、僕にとって一生の宝物です。
 白鷗で6年間を過ごして思ったことは、白鷗生は皆、「やればできる」タイプだということです。これは、大学受験においても良い雰囲気を醸しだし、皆の大きな支えとなっていました。
 小学生の皆さん、僕にとってかけがえのない大切な6年間を過ごした白鷗です。皆さんも、是非白鷗を目指して、素晴らしい6年間を過ごしてほしいと思います。僕は、自分の将棋の世界でこれからも頑張っていきます。皆様も頑張ってください。