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都立白鷗高等学校・附属中学校

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2023/02/24 理数教育

令和4年度理数研究校企画「ブタの頭を解剖して脳を観察しよう」

豚の解剖①

理数研究校企画として、2月17日(金)にブタの頭の解剖を行いました。

今回は、中学1年生から高校2年生までの計24名が参加しました。

豚の解剖②

頭蓋骨から脳を取り出すところから始め、視神経と脳の繋がり、外耳・中耳・内耳の構造、歯のつくり、脊髄のつくりなど、

各グループで各々が観察したいところを解剖しました。

グループを学年混合にことにより、学年のつながりを持たせることができたとともに、先輩は復習に、後輩は予習になる機会を設けることができました。

 

時間が経つにつれ、生徒の好奇心が高まっている姿を見ることができました。

以下、生徒の感想です。有意義な時間を過ごせたことが窺えます。

豚の解剖④-1豚の解剖③-1

生徒の感想

★生物の授業で学んだことがそのまま目の前に実物としてあったことが印象的だった。教科書で学んだことが全てではなく、それを実際の場面でいかせなければ意味がないことがよく分かった。

★思った以上に豚の脳は小さく、本当に教科書通りなんだなと感じた。後輩ともコミュニケーションが取れ、反省点もあったもののとても楽しかった。また、豚の鼻や耳を見ると、生きていたことが実感でき、より動物を大切にしようと思った。

★実際に触って、割ってみて、頭蓋骨や脳について、教科書を見ているだけでは分からないことまで知ることができてとても楽しかったです。学年を超えての実施をすることで、更に知識を深めたり、復習することができたと思います。

★少人数のグループごとに頭を丸々解剖できたので、脳だけではなく眼球や耳についても自分たちの興味のままに観察できたことがうれしかったです。私は文系を選択していますが、こういった分野にも興味はあるので、文理の垣根なく参加させていただけたことを有難く思います。授業で習ったことはあっても、イラストと実物は当然ながら全く違っていて、知識と結びつけるのを難しく感じました。今回解剖した豚の体重は人間とさほど変わらないそうですが、脳の重さは20倍近く異なっていて、脳の大きさと知能の関係がよくわかりました。