ニュース
2022/12/19 理数教育
令和4年度理数研究校企画 講演会「ようこそキラルワールドへ」について
理数研究校企画として、令和4年12月16日(金)に、本校卒業生である早稲田大学教授の朝日透さまをお招きし、
講演会「ようこそキラルワールド」をしていただきました。
身近な針金や折り紙を用いたキラリティへの理解を通じて、分子や薬、人体の不思議、素粒子までのつながりを学ぶことができました。
実際に手を動かすことが多いこともあり、難しい内容も分かりやすく理解することができ、生徒はキラルワールドにのめり込んでいました。
【講演内容】
世の中には、物体のもとの像(実像)と鏡に映った像(鏡像)が重ねることのできない場合があります。
たとえば、手袋、靴下、らせん階段、DNA、タンパク質などです。
これらのように実像と鏡像が重ならない物質をキラリティをもっていると云います。
キラリティを持っている物質には、同じ物質からできていても、全く異なる性質や作用を示すものがあります。例えば、薬、調味料、甘味料などです。
そのような考え方に基づいた研究は、最初に19世紀にフランスで生まれ、パスツールらが進展させました。
20世紀になると世界でキラリティの研究が盛んに行われ、日本では野依良治先生がキラル触媒の研究でノーベル賞を受賞されました。