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東京都立富士森高等学校

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267本目:令和8年度入学式を行いました

2026/04/07

 昨日の始業式に続いて今日は第73回入学式を実施しました。この日に「入学許可」を受けたことで、317名の1年生が新たにふじもりメンバーに加わりました。

 私が出勤した時には、正門には既に看板が出ていました。

  260407正門

 実は、入学式でも卒業式でも、式の後の看板を入れての写真撮影の列が正門前の通りをかなり遮断して一般の方が通りづらい状況があることに気づいていて、私が着任してからずっと気になっていたので、今回は思い切って開式してから閉式までの間に看板を敷地内の梅の木と校歌の碑のある所に環境整備員さんにお願いして移動してもらいました。この効果は絶大で、記念写真の列が大きく道路にはみ出すことが今回はありませんでした。次回は卒業式ですが、この時も同様にしてみたらいいと想像しました。

 260407碑

 朝出勤してからまずは会場の様子を確認に行きました。

 もちろん昨日のうちに確認をしているのですが、今一度確認をし、さらには会場入口の外にバックパネルをセットしたかったからです。

 260407式場

 準備も万端整ったところで、保護者の方に入場していただき、定刻通り開始で入学式を行うことができました。

 今日は校長式辞を掲載したいと思います。例年とほぼ同じですが、考えてみると伝えたいことがそんなに毎年変わるわけがありません。ただ前回のブログでもお話しした通り、今回は桜があるバージョンと桜が散ってしまった時バージョンの2種類を作っておきました。最終的には桜があるバージョンでした。それでは、どうぞ。

 

 令和8年度 入学式 式辞

 正門前の南浅川河川敷の桜が新入生の皆さんを待ちわびていました。日に日に暖かさを増し、春の訪れを感じることができるようになってきたこの佳き日に、御来賓として本校同窓会水越幸雄会長の御臨席を賜り、多くの新入生保護者等御家族の皆様に御来場いただき第73回入学式を挙行できますことは、校長としてこの上ない喜びです。

 さて、ただ今、入学を許可いたしました317名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。皆さんは、「入りたい」という自らの意思で本校を選択し、自らの力で入学者選抜を突破して、今日のこの日を迎えました。しかしこれは、一人ひとりの努力の成果であると同時に、御家族や中学校の先生方など、多くの方々に支えられて、手にすることができた成果でもあります。その上で皆さんは最終的に「入りたい」という自らの意思で本校を選び、今この場にいるのです。皆さんを支えてくださった方々への感謝を忘れることなく、富士森高校の生徒として、これからの学校生活を送ってください。また今後皆さんには様々な場面で「想像する」ということを求めていきますので、よく覚えておいてください。

 ここで、皆さんが入学するにあたり三つのことをお話しします。早速ですが、想像力をしっかり働かせて聞いてください。保護者の皆様も一緒に想像してみてください。

 1つ目は、「生徒一人ひとりの豊かな個性を伸ばし、生涯にわたって学び続ける意欲と態度を育成する」という本校の教育目標の中の1つについてです。皆さんにはそれぞれ個性があり、得意不得意があることでしょう。それはここにいる誰にでもあることです。得意な部分はどうぞどんどん伸ばしていってください。その作業はきっと楽しいことでしょう。しかし苦手なことはどうでしょう。ついつい後回しにしてしまったり、避けて通ろうとしてしまったりしていないでしょうか。中学校までとは違い、高校にはたとえ苦手でも避けて通ることのできない現実があります。特に中学校と大きく違うのが学習に関することです。今ここにいる本校の先生方はそれぞれ自分の担当する教科を教えるという専門性を持ったプロです。得意な教科も苦手な教科も積極的に担当の先生にアプローチして、自分自身の学習能力を高めていってください。この力の育成こそが先ほど話した本校の教育目標の1つです。「できるようになった」「わかった」といった体験をたくさんして皆さんそれぞれの力を高めていってください。

 学習指導要領の改訂に伴う新しい教育課程に移行して既に2回の卒業式が行われました。新しい学習指導要領の中の大きな改革が「総合的な探究の時間」です。その活動内容に各学校が独自の創意工夫を凝らしているところですが、本校も地域協働型の探究活動を目指して、八王子市が主催する市と地域の高校との連携事業である、「高校生によるまちづくり発表会」を通じて八王子市へ提言等を行っています。このような探究活動を通してSociety5.0またVUCAと呼ばれる予測困難な時代にも通用する「コミュニケーション能力と他者と協働しながら主体的に生きる力」を養ってほしいと思います。これも教育目標の中にある、学校として育成したいポイントです。

 また中学校で苦手としていた内容のある教科については、できるだけ早くから担当の先生に相談して対処することを強く勧めます。なぜなら高校の授業は本来中学校で学んできた内容を踏まえたものになっているからです。わからないままの状態でこれからの授業を受ける自分を想像してみてください。おそらく苦しいものになると思います。だからこそ早くに相談してほしいと思っています。わからなかったことがわかるようになった自分を想像してみてください。きっと高校生活が楽しいものになるはずです。

 2つ目は、本校での学校生活を通して人間として成長して「人権を尊重し、公正な判断力と責任感、思いやりと規範意識、社会貢献の精神を兼ね備えた、社会の有為な形成者」としての力を育んでほしいということです。これも本校の教育目標です。特に思いやりは、他者に対してだけでなく、自分自身にもかけてください。自分を思いやることは、自分を甘やかすことではありません。自分自身を励まし、磨いていくために必要なことです。まずは自分を一歩離れた視点で客観的に見てください。これも大事な想像」です。

 そうすることで、きっと自分の良さ、友達の良さに気づくことができるでしょう。その気づきこそが「社会の有為な形成者」を育むことにつながると思います。学校には部活動、生徒会活動、委員会活動や地域交流といった育むためのツールが学習以外にもたくさんそろっています。これが本校の大きな特長です。それらに積極的に参加して、お互いに励まし合いながら、充実した学校生活を送ってくれることを期待しています。

 3つ目は、保護者の皆様へのお願いです。これからの高校生活を実りあるものにしていく上で、保護者と学校との連携は必要不可欠です。御不明な点や心配事がございましたら、担任を通じて御連絡ください。担任はもちろん学校での様子を伝える学校側の人間です。できることにも限界はあります。しかし時として生徒本人だけでなく、家庭の状況を学校に伝える重要な役割も担うことになります。学校と家庭の双方向の連携のキーパーソンです。相互連携に御協力いただきますよう、お願い申し上げます。

 面談週間や授業公開、保護者会等、学校行事にはぜひお越しいただき、学校の教育活動やお子様の様子について認識を深めていただきますようお願い申し上げます。

 入学に際し、3つのお話をしました。皆さんが、すすんで学び続けることで学習面での力をつけ、部活動や委員会活動等のさまざまな学校のツールを活用して本当の自分らしさを発見できることを期待しています。その先には必ず皆さん一人ひとりに合った高校卒業後のキャリアが開き「社会の有為な形成者」として活躍する道が拓けることでしょう。どうか私たちと一緒に「入ってよかった 富士森」を目指していきましょう。

 皆さんがこれからの学校生活に真摯な姿勢で取り組み、学校は全力でそれを支えることを確認して式辞といたします。

 令和8年4月7日  東京都立富士森高等学校長  中村 弘志

 

 さあ、明日からまずはオリエンテーションが始まります。また明日は全学年で写真撮影の予定です。身だしなみをしっかり整えて、登校してくださいね。富士森で待っています。

①今朝は曇り空でした。またちょうど1年生ふじもりメンバーが保護者の方々と学校を後にする頃に小雨が降りました。南浅川河川敷で写真を撮って帰られる方もたくさんいましたね。この2枚の写真はどちらも入学式終了後に正門前の河川敷で撮ったものです。皆さんは満開の桜と少し葉桜になりかけたものとどちらが好きですか。私は桜餅みたいな葉桜も結構好きです。もちろんその後の毛虫は嫌です。

 260407校舎 260407桜1

 260407桜2

②花といえば、正門前のプランターも入学式に彩りを添えてくれました。よく見るとこぼれ種で咲いている花があることに気づきました。これはマーガレットでしょうか。それともノースポールでしょうか。私はノースポールだと想像したのですが、AIはマーガレットだと言っています。わかる方がいらっしゃったら教えてください。

 260401正門1 260401正門2