校章

東京都立富士森高等学校

ふりがな Language

218本目:少しだけでしたが、ソロコンサートを観ることができました

2025/11/27

 先週と今週の2週に渡って、富士森の2学年では音楽選択者の「ソロコンサート」が授業時間内に開催されています。この企画は15年以上富士森で続いているものです。

 各自がどのようなパフォーマンスを発表するか想像して、エントリーシートから手順を踏みながらしっかりと仕上げて当日に臨みます。またそのほかにもそれぞれの生徒に役割があり、パンフレットやポスターといった事前準備から照明やPAの設営と操作、さらにはドアの開閉担当まで様々な仕事を協力・分担して行います。演奏途中の出入りはたとえ校長でも絶対にしてはいけないルールです。

 251127パンフ 251127扉

 この授業が音楽という教科のみにとらわれずに、協働をはじめとした様々な学びの場になっていることに気づいています。こういった教育活動は部活動という共通のプラットフォームだと目標を一致させやすいので比較的やりやすいかも知れませんが、これを音楽という教科の中でやるということは、富士森に着任するまで想像していませんでした。

 観客は教員をはじめとしたごく限られた内輪の人間です。限られた内輪とはいえ、緊張感を持ってそれぞれのふじもりメンバーがパフォーマンスを披露し、その集合体として企画から運営の全てをふじもりメンバー達で行っています。

 この授業を行うに際して、一番最初に大切な指導として「3つの柱」の話があるようです。

 ①演奏者として②スタッフとして③観客として

 この3つの立ち位置で、それぞれのふじもりメンバーができる限りの努力をすることを授業内で求められています。自身はベストを尽くし、自分以外にはリスペクトを持って対応するということだと想像しています。また上手下手という観点ではないことに気づいています。ベストを尽くすことと上手下手は別のものですからね。ですから観客も真剣です。しっかりとした態度で鑑賞していました。プログラムの終了後には振り返りをするだけでなく、他の出演者に対して真剣な批評も考えるようです。真剣に向き合っているからこそ、前向きな批評もしていいんだということに気づいてもらう意図があるようです。またそれとは別に、直接渡す「フォンレター」の用紙も準備されていました。この用紙は何人に向けて書いてもいいそうです。ただしネガティブなことを書かずに直接本人に渡すというルールです。それぞれの生徒がソロコンサート全体をしっかり振り返っていましたし、何枚もファンレターのカードを持っていく姿を見ました。この主体的で真剣に向き合っている一部始終を見ていて、一緒に音楽室にいるこの空間が心地よいことに気づきました。

 照明やPAといった非日常に近い真剣に取り組める仕掛けも含めて、この授業はなかなか他校ではできないだろうなぁと想像しました。皆さん、お疲れさまでした。

 さて、明日は八王子市立第六中学校で中学2年生対象の「高等学校の先生による授業体験学習」に参加してきます。5限に私が学校概要を説明しますし、6限には富士森の先生が出前授業をやることになっています。

 明日も新しい出会いと気づきがあるのではないかと想像して、楽しみにしています。どうぞよろしくお願いします。

①今朝はずいぶんと雲が多い空でした。今日は久しぶりに少し長い時間正門に立てたのでおはようカウンターはちょっと多めの262回でした。

 251127校舎 251127おはようカウンター