162本目:「人と人とのつながり」それは富士森の財産です その2
2025/06/18
今朝出勤時に正門を通ったところで、正面の梅の木に実がついていることに気づきました。思い返してみると、3月の卒業式の時にきれいに咲いて卒業生を見送ってくれたあの梅の木だということに気づきました。この梅の実は食べられないのかなぁなんて想像する、私がいました。写真は上の2枚が卒業式当日、下の2枚が今朝のものです。
さて、今日の「気づきの森」は前回に続いて、 先週末まで富士森で教育実習生として学んでいた6名の教育実習生からのコメント「今のふじもり生(後輩)に向かって伝えたいこと」の紹介の後半です。それでは、早速どうぞ。
3週間という短い期間でしたが、正門をくぐったときから、生徒のみなさんの方から挨拶をしてくれてとても嬉しかったです。最初は不安がいっぱいで、緊張が止まりませんでしたが、実習生に対しても「~先生!!」と呼んでいただき、嬉しさがこみ上げてくるのと共に身のひき締まる思いがしました。
30年以上の歳月がたってから、ふじもりに戻ってきた者として言えることは、″人生において無駄なことは1つもない″ということです。今、「これをやることに意義があるのか」と疑問を感じていることでも、学校で習うことは、のちのち必ず役に立ちます。部活動や行事、友達との交流など、様々なことに積極的に参加して学校生活を精一杯楽しんで下さい。
3週間という短い時間ではありましたが、富士森高校で皆さんと一緒に過ごすことができて、大変嬉しく、そして感謝の気持ちでいっぱいです。私が後輩に向かって伝えたいことは「今この時を大事にして欲しい」ということです。私が高校生の時は新型コロナウィルスの影響で学校の行事があまりできませんでした。そのため、現在在学中の後輩の皆さんには今という時を大事にし、高校生活を悔いのないように過ごしてほしいと思います。
不安を抱えながら迎えた教育実習でしたが、初日から生徒、指導担当の先生をはじめ保健体育科の先生方に暖かく迎えていただき、初日から本当に楽しく過ごさせていただきました。
生徒の皆さんにはぜひ目標を持って高校生活を送ってほしいと思います。私自身も高校時代の陸上競技部での経験が今でも心に残っていますし、自分の今の強みに繋がっていると感じています。部活動でも学習面でも皆で作り上げる行事などでもいいと思うので、皆さん実りのある高校生活にしてください。応援しています!頑張ってください!
実習生の皆さんの後輩に向けてのコメントを読んでいて、今回の6名のうちの多くが新型コロナウィルスの影響を高校生時代に大きく受けた世代だということに気づきました。入学式・卒業式といった式典や体育祭や文化祭といった学校行事に制約があったり、6月まで学校の授業がなかったり、修学旅行が実施できなかったりと、それぞれの学校で様々な制約があるそんな時に富士森で高校生活を送った世代なんだということを想像して、胸が切なくなります。当時の経験があるからこそ、多くの実習生が「伝えたいこと」として「今を大切に」という言葉発信してくれたんだと思います。
自分にはどうしようもない現実の中で高校生活を送った先輩たちが、現役ふじもりメンバーにかけてくれる実感のこもった優しい言葉だということに現役ふじもりメンバー達は気づいて欲しいと思います。こういった「人と人との優しい気持ちになれる確かなつながり」が富士森の財産です。
6名の教育実習生の皆さん、3週間お疲れさまでした。皆さんがそれぞれの道を歩む上で心の中にしっかりと残る良い教育実習であったのであれば、その場所を提供できたことを校長としてとても嬉しく思います。実習生全員とじっくり話す機会はありませんでしたが、これからも富士森をよろしくお願いしますね。だって富士森は皆さんの母校なんですから。
卒業式の式辞でいつも話すのですが、母校富士森は皆さんにとっての灯台です。時には振り返って位置を確かめていいんです。苦しくなったら立ち寄る港でもあります。富士森はいつでもここにありますよ。
①今朝もよく晴れた青空です。熱中症に注意の必要な日々が続きますね。水分補給をこまめにしてくださいね。今日のおはようカウンターは164回でした。
②今日、華道部の活けた花が変わっていることに気づきました。10日前の写真と一緒に紹介します。
③今朝出勤する途中で、こんな状態に気づきました。道路脇にほぼ一定間隔で同じ向きでたばこの吸い殻が捨ててあります。八王子市は歩きたばこ禁止なんですよね。これは果たして偶然なのでしょうか。謎です。