校章

東京都立富士森高等学校

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154本目:校長の地域探究の進捗報告

2025/05/27

 校長の地域探究のテーマは「この地域について深く知る」です。もちろん知るだけでなく深く知った上で、そこから気づき想像を駆使して何らかの提案や富士森に関連した動きにつなげていければと考えています。

 そのためにも西八王子駅からのゴミ拾いは継続しています。しかし明らかな変化があります。「気づきの森」の「143本目:校長の地域探究は2ターム目に進む予感がします」にも書いた通り、明らかにロータリーのベンチにゴミが少なくなりました。カップ麺のゴミもコーヒー飲料の缶もありません。「地域のボランティア部」の方々が、私が通る前に拾っているんだと想像しています。

 250426ゴミ

 そこで私もゴミ拾いのパターンを少し変えました。

 以前から気になっていた場所、改札口から北口ロータリーに降りるまでの駅構内のゴミも拾うようにしています。今までベンチで広げていたゴミを入れる袋を改札を通ったところで広げるように変えただけなので、大した手間ではありません。ただ通行する人の邪魔になることを避ける苦労はあります。金曜日の上りエスカレーター前はこんなひどい状態でした。人の流れの邪魔をしないように拾うのに苦労しました。

 250523ゴミ

また昨日はこんなこともありました。

毎週月曜日は線路沿いの道を通ってゴミを拾うようにしています。昨日もいつものようにゴミを拾っていると、目の前に丸めたレシートのようなものが転がってきたことに気づきました。転がってきた方角には西八王子駅の上りホームがあります。ホームから丸めたレシートを道路に向かって投げ捨てたんだと想像しました。それがたまたまゴミを拾っている私の目の前に転がってきたんだと思うようにしています。もし私がゴミを拾っていることに気づいて敢えて目の前に投げ捨てたんだとしたら、性格的に相当ひどいと思います。だからさすがにそれはないだろうなと想像しています。そのように想像すると、怒りの感情は湧いてきません。違和感を抱えながらも淡々と拾います。ただ言えることとして、捨てた人は西八王子駅から上り電車に乗ろうとしている誰かだということは想像しました。つまりこの地域の人だということになります。

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 また甲州街道沿いの「八王子桑志高校前」バス停のそばにこんな掲示があることに最近気づいてビックリしました。それでも毎日たばこの吸い殻を大量に目にします。

 250521ポスター

「地域のボランティア部」の方々以外にも、駅周辺のゴミを拾って回っている人を複数知っています。このような方もいらっしゃる一方で、自分の手元からゴミをゴミ箱等の所定の場所以外に捨てることに抵抗のない人もいるということが想像できます。今後も引き続き、それを踏まえた上で、西八王子の課題と「住みよい街」なるための仮説を想像してみようと考えています。

 

①今日も空は曇っています。おはようカウンターは207回でした。明日から2日間、私は全国高等学校長協会の総会・研究協議会に参加するために、学校を不在にします。次に学校に出勤するのは、体育祭当日の金曜日です。金曜日の天気を想像すると、心配でなりません。

 250527校舎 250527おはようカウンター

②前述の143本目では、東横山橋のたもとにストラップ付きの鍵を見つけた話をしました。数日はそのままでしたが、1週間後にはなくなっていることに気づきました。無事に持ち主の手元に戻ってくれていたらいいなぁと想像しています。

 250508鍵