校章

東京都立富士森高等学校

ふりがな Language

129本目:富士森周辺も春を迎える準備が進んでいます

2025/03/27

 昨日は私用で一日出勤しませんでしたので、今日が修了式以来の出勤でした。

 今日は河川敷を歩いてみたのですが、卒業式前後に咲き誇っていた梅の代わりに桜がいよいよつぼみを膨らませ始めました。

 12日後の入学式を準備万端で彩ってくれればいいなぁと想像しています。

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 さて、今日は修了式の式辞の原稿を掲載します。毎度のことながら、そのまま棒読みはしませんでしたが、ある程度内容は網羅して話したはずです。

 それでは、どうぞ。

【式辞】

 みなさん、おはようございます。校長の中村です。

 今日はこの後に表彰式と離任式があるので、できるだけ短く話をしたいと思います。

 今日は修了式です。修了式は終業式とは違います。どこがどう違うか想像できますか。

 文字の違いからも想像できますが、終業式は各学期の終わりのけじめの式です。そういう意味では今日この日も確かに3学期の終わりの日です。しかし、今日はそれ以上に令和6年度という年度の終わりの日です。つまり一年間の終わりのけじめの日です。そして今年一年間の学習活動を無事に終えて進級を確定させた人が来年度に向けての決意を新たにする日です。つまりここにいる皆さんは全員「進級を認められた人」ということになります。改めまして進級おめでとうございます。

 今年度の始業式やその翌日の入学式で皆さんと初めて会って以来、私がずっと言い続けているキーワードがいくつかあります。できることなら皆さんにしっかり意識してほしいと願う私の「しかけ」です。いくつ思い浮かびますか。

 最低でも3つ意識してほしいキーワードがありました。「気づき」「想像」「看板を背負う」です。

 AIにとって代わることのできない人間ならではの知的行為をするために 「気づき」「想像」は向上させていくべき意識だと思います。他人任せにしたり思考停止したりせずに様々な事柄に主体的に向きあう経験が大切です。特に高校生のうちに試行錯誤を繰り返してより良いものにしていく経験をたくさん積んでほしいと思います。

 一方「看板を背負う」には内側に生じるプライドの意識だけでなく、「他者からどう見られるか」を意識した客観性を培ってほしいという意味合いがあります。特に富士森では制服以外にも様々な形で「看板を背負っている」というべき場面が多いので、自覚を持って、自身の立ち居振る舞いを客観視する経験をたくさん積んで、意識を高めていってほしいと思っています。

 皆さんは「気づき」「想像」「看板を背負う」、この3つのキーワードを意識して、春休みに今年一年間の振り返りを行うとともに、来るべき令和7年度の計画を立ててください。

 「1年後・5年後・10年後の自分を想像してみる。」これが始業式までの皆さんに対する校長からの宿題です。

 毎年のことではありますが、お世話になった先生方のうちの何人かとは今年度の終わりをもってお別れをすることになります。既に教員の異動が新聞発表になっていますので、この後離任式を行います。お世話になった先生に対しては感謝の気持ちを持ちつつ、しっかりお別れをしてほしいと思います。

 お別れは寂しいことですが、約2週間後には新たな出会いもあります。4月7日の始業式では新しく着任する先生方との新しい出会いを楽しみにしていてください。

 では4月7日に、元気でまたこの場所で会いましょう。

 以上で私の話を終わります。

①今日の山並みとおはようカウンターです。今日は晴れていて暖かかったですね。しかし明日は西から天気が崩れるという予報です。桜の成長も少しストップするかもしれないなぁと想像しています。私は長期休業中も相変わらず正門に立っています。今日は正門前で他校の生徒が待ち合わせをしていたことに気づいたので、声をかけてインタビューをしてみました。穎明館高校の男子バスケットボール部の生徒でした。練習試合で来校したようですね。ようこそ富士森へ。おはようカウンターはさすがに少なくて43回でした。

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②今週に入ってからの西八王子駅北口階段下のベンチの様子をアップします。順に3月24日(月)・25日(火)・27日(木)です。3日間すべてに共通するごみはありませんが、25日と27日には同じコーヒー飲料の缶があります。やはりコーヒーとカップ麺は別人でしょうか。何となくカップ麺に飽きて、おにぎりに変わったような気もします。想像しだすとキリがありませんが、校長の地域探究は続きます。

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