112本目:日曜日、2年ふじもりメンバー代表が「まちづくり提案発表会」に参加しました
2025/02/17
木曜日は合唱祭お疲れさまでした。きっと充実した時間になったことでしょう。しつこいようですが観ることができなかったことが残念でなりません。翌日の金曜日は開校記念日だったので、様子を聞くためのインタビューができていません。今日も午前中は出張が入っていたため、まだインタビューができていません。明日こそ、インタビューできたらと思っています。1・2年ふじもりメンバーの皆さん、私に声をかけられたら、嫌がらずに合唱祭の様子を教えてくださいね。
さて、今日の「気づきの森」は、昨日八王子駅北口からすぐの所にある八王子生涯学習センター(クリエイトホール)で開催された「令和6年度 高校生によるまちづくり提案発表会 ~探究しよう!八王子のミライ~」の様子の紹介です。
この発表会は八王子市主催で、5校の都立高校の生徒たちが八王子市をより魅力的にするにはどうしたらいいかというテーマで行った地域探究の成果報告会です。
参加した都立高校は富士森のほかに、都立翔陽高等学校、都立八王子北高等学校、都立八王子東高等学校、都立南多摩中等教育学校です。
富士森からは2年生の探究活動発表会で代表を選出して、この発表会に参加しました。
私は市が主催して行うこの発表会の存在を、新型コロナが蔓延する前の副校長時代から知っていました。前任校ではこの発表会にヒントを得て、前任校の所在地の市と将来的に提案会を開催することを念頭に置いた連携をしていました。それほど注目していた取り組みですので、実際に自分の学校の生徒が参加するという視点で見ることができるとあって、どんなものになるのか想像して楽しみにしていました。
特に今年度は富士森が幹事校にあたっていて、全体の司会進行等を仰せつかることになっています。そのため。生徒会役員を中心としたふじもりメンバー達が、準備やリハーサルのために早くから会場に集合しました。
発表会はポスター発表と口頭発表の2部構成で、この2つの準備を2ヶ所に分かれて併行して行っていました。
口頭発表のリハーサルも市の職員の方と一緒に行っていました。司会席付近の様子は本番では撮影できないことが容易に想像できたので、あらかじめリハーサルの段階で撮影させてもらいました。
準備も万端整ったところで、まずはポスター発表から始まります。テーマ別に分けられたスペースに貼られたポスターを使って、それぞれの学校の生徒が説明をします。混雑しないように40分ずつの前後半に分かれての説明です。ふじもりメンバーは2グループが参加しましたが、どちらのグループも後半説明組でした。
続いてホールを使っての口頭発表です。会場準備のため一旦ホールの外に出たのですが、それまで平面の床だったホールが階段式の座席に変わることは想像していなかったので、まずびっくりしました。
ここからはふじもりメンバーの司会で発表が進行していきます。まずは初宿(しやけ)八王子市長からの挨拶がありました。それに続いて、間に10分の休憩をはさんで前半・後半それぞれ5つの口頭発表があり、各校が2つずつ発表しました。どの発表も終わった後に市の担当部署の方からコメントをいただける貴重な時間になっていることに驚きました。このコメントや質疑応答はどの学校の生徒たちにもたくさんの気づきがもらえる場だったと想像しています。もちろん場合によっては、市の職員の方々にもそれまで気づくことがなかった視点からの新たな気づきにつながったことがあるかも知れません。そうなると「win-win」になりますね。実際に最初の初宿市長の話の中にも昨年度のこの会での提案が具現化した施策例が上がっていました。この写真の施策例は昨年度の富士森の発表から具体化したものだとの紹介がありました。
全ての発表が終わった後に、安間八王子市教育長と初宿市長の講評があり、その後各校代表生徒5名と幹事校代表として富士森の斉藤生徒会長が壇上に上がり、参加証を初宿市長から手渡されて記念写真を撮って終了となりました。
当日の会場で何人かのふじもりメンバーにインタビューをしてみました。「(他校の発表を見て)〇〇まで想像しているのがすごい」や「もっとわかりやすいポスターにできればよかった」「本当に伝えたいところがうまく伝えられなかったのが残念」等のコメントをもらいました。その一つ一つがとても大切な宝物だということに、今回参加した2年ふじもりメンバーが気づいてくれているといいなと想像しています。
なぜなら日曜日の昼間をこの発表会に参加するために集まってくれたふじもりメンバーです。発表したふじもりメンバーは「どうやったらうまく聴く人に伝えることができるか」を今一度想像して、校内での発表よりさらに発表をブラッシュアップしていたと担当の先生からも報告を受けています。そこまで真剣に取り組んだ上での前述のインタビューコメントなのですから、まさに「想像」と「気づき」の貴重な経験にほかなりません。
探究活動では、成果もさることながら、その過程で何に「気づき」どのように「想像」したか、そしてそれをどのようにまとめ上げて説得力のある構成で正しく相手に伝えるかを学ぶことが大切です。そのスキルは教科学習だけでは身につきませんが、明らかに社会に出ていく上で必要なスキルです。
富士森では探究活動を通じて、学校目標にある「社会の有為な形成者を育成する」ために、このような有意義な教育活動の場を提供してくださる八王子市と今後も連携していきたいと考えています。今回いろいろなことに気づくことができたので、今後どう発展させていったらいいかについて想像しています。この時間は私にとって楽しい時間です。
日曜日に参加した2年ふじもりメンバーの皆さん、「想像」と「気づき」満載の有意義な時間でしたね、お疲れさまでした。
①今日は午前中に学校経営支援センターで面接があったので、お昼前に学校に出勤することになりました。いつもとは違う時間帯の校舎とその後ろの山並みの様子です。というわけで今日のおはようカウンターはありません。