111本目:明日はいよいよ合唱祭
2025/02/12
今日は合唱祭前日です。合唱祭練習のための特別時間割も今日までですね。合唱祭練習のための「7限」に校内を回ってみました。校長室のある1階から南側の階段を上がり始めるとすぐに歌声が聞こえてくることに気づきます。校長室前の廊下が静かなので、ちょっと意外です。
どこのクラスもよく練習しています。そして以前聞いた時と明らかに歌声が違っていることに廊下から聞いているだけでも気づきました。
30年以上前の話ですが、私はバンド活動の経験があることもあり、友人の結婚式があるとよく歌を歌ってほしいと頼まれました。バンド仲間の結婚式だとバンドの演奏形式で歌うのですが、一人で歌うこともありました。そんな時はバンドの経験からMTRという手法で自分自身の声を20回程度重ねて多重録音編集した音源をカラオケ代わりに使って歌うことがありました。最近だとどんなアーティストがいるのかわかりませんが、「Littele Glee Monster」や「ゴスペラーズ」をイメージしてもらえるなら、あれを一人でやる感じです。MTRをやり始めた当時、山下達郎さんがCDでリリースしていたのにアイディアを得ました。
そんなわけで、もちろん田戸先生ほどではありませんが、一応人並み以上にはセンサー感度は高いという自負があります。
そんな私から見て、具体的には明らかにピッチのずれが少なくなっています。また音圧が上がりました。そして指揮者が落ち着いて全体を統率しようとし、メンバーがそれを中心に据えて歌おうと意識しているように見えました。
プロではありませんし、ボカロでもありませんので、それぞれの声質とピッチの微妙なずれが合唱にその集団にしかできない「彩り」をつけてくれます。ずれが大き過ぎると不快なハーモニーになりますが、今回聴いた限りでは、聴いたどのクラスも劇的と言っていいくらい改善しています。私の想像をはるかに超えていました。
これが行事に真剣な富士森の底力なのだと気づきました。
明日、J:COMホールいっぱいに皆さんの歌声を響かせてください。
と、ここまで書いてから言うのは大変心苦しく残念なのですが、私は明日合唱祭に参加できません。午前中は一次学力検査再提出の対応のために学校に待機することになっています。また午後に校長連絡会に出席しなければならないからです。そのため馬塲副校長に私の代わりに行ってもらうことになっています。もちろん、本来であれば管理職2名揃って参加したいところではありますが、日程の関係でその希望は叶いません。
仕事とはいえ、私がどれだけ「断腸の思い」か想像してみてほしいと思います。振り返ってみれば、体育祭の午後も校長連絡会で最後まで見届けられませんでした。また先日のマラソン大会も推薦入試の合格発表の対応で行くことができませんでした。とても残念です。
今日は愚痴っぽい校長ブログになってしまいました。でもそれは皆さんの合唱の出来が私の想像をはるかに超えるものに仕上がっていたからです。
明日、頑張ってくださいね。
①今日も甲州街道から長房団地入口交差点を北に歩き始めたところから、背中が温かくなりました。今朝は明日の合唱祭の打ち合わせが入ったため正門に立つことができず、おはようカウンターはなしです。