83本目:修学旅行4日目(最終日) 「気づきの旅」は無事終了
2024/11/17
15日金曜日19時を回ったところで、修学旅行に参加した2年生ふじもりメンバー349名は、一人も欠けることなく無事に羽田空港でしました。もっとも飛行機は2便に分乗しましたので、私が乗らなかったほうの飛行機で帰京したクラスについては報告という形です。羽田空港で解散した後、思い思いの方法で帰宅したと思います。私も自宅にたどり着いたのは22時頃になってしまいました。最後の飛行機での移動については、349名が一斉に動くことになりますので、かなり時間に余裕をもって行動しましたが、乗る便の関係で帰宅がどうしても遅くなってしまいました。無事の帰宅を待ちわびていた保護者の方々も多いと思います。申し訳ありませんでした。どうぞ御理解ください。
さて、最終日の朝は朝食~荷物の搬出~チェックアウト~全員が揃った班から担任のチェックを受けて班別研修開始~昼食を各班で摂って指定時刻に新千歳空港で集合、という流れです。
ホテルを出るまでの流れは班によっては全員集まるのに手間取った班もあったようですが、全体的には比較的スムースだったのではないでしょうか。
生徒全員の出発を確認してから先生方もそれぞれ札幌市内へと向かいます。
私も遅ればせながら札幌市内へと向かいました。私は地下鉄で移動し、二条市場~狸小路~ラーメン横丁~テレビ塔~時計台と徒歩で移動して、最後は札幌駅からJRで新千歳空港に向かいました。私の年代のベタな観光ポイントを押さえたつもりでしたが、とうとう生徒には二条市場で2名会った以外には会うことがありませんでした。タイトな時間設定の中でふじもりメンバー達の動きを想像して動いたつもりでしたが、見事に外してしまったようです。
新千歳空港にはずいぶん早くに到着した班もあったようで、指定された集合時間より1時間以上早く到着していた班も多かったようです。電車やバスと違って飛行機は保安検査等手続きが煩雑で遅れることができないという想像が働いたのでしょうか。もしそうだとしたらそれはそれでいいことだと思います。
1度目の点呼でこの後の指示を出し、最後のお土産購入タイムを取った後いよいよチケットを各自に渡して保安検査に臨みます。幸い私の乗ったほうでは富士森専用のレーンを作っていただき、とても助かりましたが、それでも保安検査通過にかなりの時間を費やすことになりました。かなり余裕をもって保安検査場に向かったはずなのですが、保安検査通過後に搭乗口に向かった時にはもう出発時刻が近づいているような状態でした。私の乗ったANA便はもう一方のクラスが乗ったJAL便より出発が早い予定で、当然到着もこちらの方が早い予定でしたが、結局羽田への到着はJAL便の方が早かったようです。羽田空港到着後は担任の先生方に到着出口まで先導していただき、確認の後解散しました。私は最後尾を務めましたので、一番最後に到着出口を出ました。そこで担任の先生方の報告を受けて、教員も解散しました。
今回の修学旅行は電車・バスを使った三陸エリアでの東日本大震災に係る震災学習から始まり、北海道に移動して様々な自然体験を通じて見識を深める旅でした。移動距離も長く、疲労が大きかったかも知れませんが、その分多くの事に気づくことができる旅行だったと思います。
特に震災学習では説明してくださったどの方からも「現実を受け止める」こととそこから想像して「前を向いていく」ことの大切さ、そして「あったことを忘れない」ことと「当時の支援と忘れないでいて見学にきてくれた」ことへの感謝、また「忘れないだけでなく、あったことを伝えて欲しい」という願いが語られていたことにみなさんは気づいたでしょうか。
2年生の修学旅行「気づきの旅」はこれで終了です。しかし349名の2年生ふじもりメンバーは楽しかった思い出だけでなく、実際に見て聞いてきたことの語り部であることを忘れないで欲しいと思っています。私が乗った岩手と北海道の二人のバスガイドさんが期せずして同じ内容のことを言っていたことに私は気づいています。おおよその内容はこうです。
「まずは『ただいま』と『行かせてもらったことへの感謝』をしっかり伝えて、その後何を見て学んできたかを家庭で話してください」
2年生ふじもりメンバーのみなさん、どうですか、しっかりできていますか。
さて、このブログを読んでくださっている、2年生ふじもりメンバーの保護者の皆様。4日間の修学旅行への様々な形での御協力ありがとうございました。
今回参加した生徒たちは皆、確実に学んできたと私は感じています。なぜなら必要な場面で多くの生徒が適切な立ち居振る舞いができていたからです。今回の修学旅行で気づいたことをもとに、前向きに自分の道について考えてもらえるようにこれからも学校と保護者とで連携して、その成長を見守っていきましょう。
想像してみると、1年後の今頃には進路が決まっているふじもりメンバーもいるはずです。連携していける時間もだいぶ残り少なくなっていますからね。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
①初日に陸前高田市「奇跡の一本松」に向かう海岸線で偶然見つけた「四つ葉のクローバー」(80本目に掲載)についての続報
調べてみると「幸運」「愛情」「希望」「私を想い出して」等様々な前向きな花言葉が出てきます。もちろん真逆なイメージの言葉も出てきますが、まずは前向きにとらえてみようと、しおりに貼って使っています。少なくともこれで、私はふじもりメンバーと一緒にあの日見たことを忘れないと思います。
②楽しかった気持ちに水を差すつもりはありませんが、もうすぐ期末考査2週間前です。気持ちのリセットも必要ですね。