校章

東京都立富士森高等学校

ふりがな Language

71本目:校長は朝、気づいたことがあります

2024/10/23

 久し振りにじっくり正門に立っていた昨日のことです。登校してくるふじもりメンバーを見ていて、あることに気づきました。

 何に気づいたかというと、少しだけではありますが、ヘルメットを着用しているふじもりメンバーが増えているということにです。

 これはふじもりメンバーにヘルメット着用に対する意識が高まったということでしょうか。考えてみれば、文化祭後にあった1・2学年の保護者会それぞれで校長挨拶として保護者の方々に家庭での指導をお願いしたので、それが功を奏したのかも知れないと一旦想像しました。

 しかし、本当にそうでしょうか。そもそも本当にヘルメットの着用率が上がったのか、もう少し観察をした上で、しっかり想像してみる必要がありそうです。

 というわけで、今日はヘルメットを着用しているかについて、いつも以上に意識しながら正門に立ってみました。

 昨日と今日のおはようカウンターの人数はこのくらいです。今日の方が少し多いですね。それだけ昨日より長い時間正門に立っていたということだと思います。

 241022おはようカウンター 241023おはようカウンター

 やはり少しだけですが、ヘルメットの着用率は上がっているように感じます。そして「感じる」理由にも気づいてしまいました。

 その理由とは少し長い時間正門に立っているということです。つまり時間に余裕を持って登校してくるふじもりメンバーのヘルメット着用率が高いということから全体のヘルメット着用率が上がったと感じたんだということに気づきました。

 裏を返すと、私がいつも立っている時間帯のヘルメット着用率はあまり変わっていないということかもしれません。登校する時間帯によってヘルメット着用率に変化があるのかもしれないという仮説を想像してしまいました。

 もしこの仮説が正しいとすると、これはこれで問題があります。なぜだか想像できますか。

 校長連絡会での報告によると、都立高校生の自転車事故が起きる時間帯は圧倒的に朝の登校時間帯だそうです。確かに朝は誰でも忙しく、時間に余裕がない状態で遅刻しないようにと先を急ぐ高校生が多いことは容易に想像ができます。恐らくその余裕のなさが事故につながっているケースも少なくないのではないでしょうか。そのことに気づいた時、先を急いでいる生徒たちがヘルメットを着用していないとすると、リスクがさらに高まるということを想像してしまいました。そして事故に遭遇した場合の被害が大きくなる可能性も。

 登校時間帯とヘルメット着用率の相関関係の有無について、引き続いて見ていきたいと思います。保護者の皆様におかれましては、ぜひヘルメット着用の御指導をよろしくお願いします。

 校長は相変わらず、「おはよう」のほかに「ヘルメット持ってるか~」「ヘルメット被れよ~」と正門で声をかけ続けます。

①今日は曇り空だと思っていたら、写真を撮っている最中にポツリと雨が落ちてきました。今日は正門には朝のあいさつ運動に生活委員以外にも2学年ふじもりメンバーがたくさん出てきてくれて、とても活気がありました。修学旅行を控えて頼もしい限りです。

 241023校舎 241023挨拶運動

②今日の5限には体育館で生徒総会がありました。生徒会役員を中心に総会全体を進行して、議題の審議の際には議長団を選出して採決を取っていましたね。考えてみれば今度の日曜日には衆議院議員選挙があります。3年生ふじもりメンバーの中には初めて国政選挙の投票を経験する人もいるはずですよね。ぜひ日曜日には投票に行ってくださいね。

 241023生徒総会2