26本目:校内を回っていて気づいたこと 日曜日は沖縄「慰霊の日」でした
2024/06/25
期末考査が来週の火曜日から始まります。それもあって授業は期末考査に向けて先生・生徒どちらのふじもりメンバーもラストの仕上げにかかっています。そんな中、私は副校長と一緒に授業観察を行っています。昨日は5人の先生、今日は3人の先生の授業観察をしました。
授業観察では、先生の動きもさることながら、生徒の皆さんの動きも観察しています。ふじもりメンバーの皆さん、気づいていますか。
しっかり顔を上げて話を聞いているか、指示を理解して動いているか、教えられた内容を深く理解しようとしているか等々、沢山のポイントで授業を見ています。ですから授業参観のイメージと違って、私は前に陣取ることがあります。生徒ふじもりメンバーの表情や動きを見れば、さまざまなことに気づくことができるからです。
授業観察は教室移動の連続です。普段ふじもりメンバーの皆さんが広い校内でこんな苦労をしているんだなぁと痛感させられます。
そんな苦労の中でも校舎内でいくつかの発見があります。
3階の理科教室脇の外通路にこんな貼紙がしてありました。
インターネットで検索してみると、セグロセキレイは本来日本固有種で河川に近い所に巣を作るそうです。富士森は確かに南浅川がすぐそばを流れていますからね。無事に巣立つまで、そっと見守ってあげましょう。
さらにこんなところも見つけました。9月に行われる文化祭「富士森祭」のポスターコンテストのようですね。この中から1つ選んで業者にポスターの印刷を発注する流れだと想像しています。どれが選ばれるのでしょうか。ちなみに昨年度の富士森祭のポスターがこれのようです。
ここ数日暑い中ではありますが、校内にはふじもりメンバーの元気な声があふれています。その暑さの中で、日曜日が沖縄「慰霊の日」だったことに気づきました。日曜日はあまり天気が良くなかったこともあって、うっかりしていました。
沖縄「慰霊の日」とは、日本本土で唯一地上戦が行われ、多くの住民が犠牲になった沖縄での組織的戦闘が終わったとされる6月23日を忘れないために沖縄県が制定した記念日です。「記念」という言葉にはついつい良い意味が想像されますが、この場合はそうではないということには気づきますよね。この日は沖縄県では県や市町村等の公的機関が休日となります。もちろん公立学校は同様に休日となります。
なぜ休日にしているか想像してみてください。
毎年この日に平和祈念公園(先ほどの「記念」とは違う字が使われていることに気づきますか)で行われる沖縄県と県議会が主催の「沖縄全戦没者追悼式」で、若い世代の代表が朗読する「平和の詩」に特に注目しています。2年前には7歳の小学2年生の朗読「こわいをしって、へいわがわかった」に衝撃を受けました。今年は昨年に続いて、高校3年生の朗読です。今年のタイトルは「これから」です。既に祖父母が戦後生まれとのことです。自分たちが住むこの土地で何があったかをしっかりと語り継がれる様子にホッとします。
私自身はプライベートで沖縄を訪れたことは1度しかなく、それ以外は全て修学旅行の引率です。毎回、しっかり学び、自分たちが住むこの国で何があったかをしっかりと語り継げるようにしたいと確認します。富士森の修学旅行は今年も来年も北へと向かうようですね。修学旅行は観光旅行とは違うとよく言います。必ず学ぶ目的があります。楽しい思い出と併せてこの国のことをしっかりと学んで欲しいなと思います。写真は2018年の修学旅行で、私が一番最後に行った平和祈念公園とその奥の海岸の様子です。この一帯は当時激戦地で多くの方が亡くなったとされています。
①今日は雲はありましたが、朝から蒸し暑く、西八王子駅から歩いただけで大汗をかいてしまいました。あまりに大量の汗をかいたので、校長室に備えておいたシャツに着替えました。そういえば今年はオリンピックイヤーですね。
これから本格的に暑くなるので、着替え用のシャツを用意しておいた方がいいことに気づきました。いつもとは違いシャツ姿だったので、正門前で何人かのふじもりメンバーに声をかけられました。今日のおはようカウンターは359回でした。